2018 Fiscal Year Annual Research Report
Development of Educational Program on Nurses' Competency for Comprehensive Community Care System
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18H03116
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
叶谷 由佳 横浜市立大学, 医学部, 教授 (80313253)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 幸代 横浜市立大学, 医学部, 教授 (10439515)
大竹 まり子 山形大学, 医学部, 准教授 (40333984)
土肥 眞奈 (菅野) 横浜市立大学, 医学部, 講師 (50721081)
柏木 聖代 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 教授 (80328088)
杉本 健太郎 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 講師 (80724939)
佐々木 晶世 横浜市立大学, 医学部, 講師 (90538018)
本多 由起子 長崎大学, 医歯薬学総合研究科, 研究協力員 (90782219)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 看護職 / 地域包括ケアシステム / コンピテンシー |
Outline of Annual Research Achievements |
地域包括ケアシステムに貢献する看護職のキーコンピテンシーを明確化するため、情報収集を行った。その1つとして福祉先進国であるスウェーデンにおける高齢者ケアについて視察を行った。その結果、スウェーデンでの高齢者ケア提供事業所の看護職は介護職、リハビリ職、ソーシャルワーカー等の多職種と協働してケアを提供していることがわかり多職種協働の能力が必要であると考える。また、ケア提供する利用者のケアマネジメントはどんな場のケア提供事業所でも求められると考えられたため、ケアマネジメントの要素について文献検討を行った結果、49項目が抽出され、それを基に横浜市のケアマネジメントを専門とする居宅介護支援事業所967カ所の介護支援専門員3162名対象にケアマジメントの実態について調査を行った。その結果、49項目のケアマネジメントの要素について因子間相関、Good-Poor分析にて項目分析後、天井効果があった17項目を削除し、因子分析を行った結果、抽出された因子負荷量0.4未満の6項目を除外し、26項目を因子分析した結果、第1因子「セルフケア向上スキル」、第2因子「健康管理スキル」、第3因子「ケアマネジメント基本スキル」、第4因子「方針の決定遂行スキル」、第5因子「ネットワークスキル」と命名した因子で構成されることがわかった。さらにケアマネジメント以外のコンピテンシーを明確にするため、①介護老人福祉施設、②高齢者向け住宅、③病院退院支援部署、④訪問看護事業所の各5施設(全20施設)を対象に看護職に必要なコンピテンシーについてインタビュー調査を行った。①のインタビュー調査で得られた結果を抽象化し、コード、カテゴリー化したところ、看護職に必要な知識・能力として16のカテゴリーが抽出された。②③④についてもカテゴリー化の最中であり、それを統合したカテゴリー化を今後行っていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
インタビュー調査はそれぞれのプロジェクトで同時進行に進めているがインタビュー調査の対象施設と研究者の日程調整で実施日程がずれ込んだため、やや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
2019年度に新たに大学院生が入学し、その学生を協力者と加えることで推進を図っていく。
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