2020 Fiscal Year Annual Research Report
Influence of upper limb prostheses as external interface on the brain function of upper limb deficient adults and children
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18H03125
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
芳賀 信彦 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80251263)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤原 清香 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (20648521)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 義手 / 近赤外線分光法 / 脳機能 / 小児 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題の目標は、上肢欠損の小児および成人にとって、有効かつ適切なリハビリテーション治療(義肢装具治療を含む)とは何かについて、客観的な結果を導くことである。 今年度の本研究の目的は、成人における評価方法を、計測方法からデータ処理法までをこれまでの取り組みの中で確立できたのにつづき、小児における評価を行うこととした。先天性上肢形成不全症の小児を対象にデータ収集を行う事を目標とした。そして最終的に、義肢装具治療を含むリハビリテーション治療の、上肢欠損児・者の脳に与える影響と治療としての有効性について明らかにすることにつなげることとしていた。 成人に比して頭囲が小さい小児における近赤外線分光法を用いた脳血流の評価では、プローブの位置が相対的に異なる。5-6歳の標準頭囲を参考に、小児用のNIRSのプローブ固定用ヘルメットを作製した。これを使用して就学年齢前後の小児において、本ヘルメットを装着が可能であることが確認できた。また本研究に用いる小児用筋電電動義手の作製を行い、義手の導入に向けての評価実施準備を行った。 しかし2020年度は新型コロナ感染症の拡大に伴い、該当する小児患者のリクルートに難渋し、上肢形成不全児による実際の計測は実施できなかった。そのため、成人の上肢切断者の評価結果の分析を継続することとなった。 その結果、筋電義手を使用したときにヒトが道具を使う際に活動する運動前野腹側部が特異的に活動していることが分かった。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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