2022 Fiscal Year Annual Research Report
「好不調の波」を抑える:身体表現の揺らぎ発現メカニズムの解明
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18H03143
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
阿部 匡樹 北海道大学, 教育学研究院, 准教授 (40392196)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小池 耕彦 生理学研究所, システム脳科学研究領域, 助教 (30540611)
野崎 大地 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (70360683)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 運動適応 / 運動学習 / ゆらぎ |
Outline of Annual Research Achievements |
パフォーマンスの揺らぎを最小限に抑えるために重要な要因のひとつに、突風など不可避的・非予測的な外乱に対してその後のパフォーマンスを乱さないことが挙げられる。このような外的要因によるエラーはどのように以降のパフォーマンスに影響をもたらすだろうか?先行研究では、実際のエラーとは異なるエラーを視覚的に提示しつづける課題(視覚的エラークランプ課題)を用い、実験参加者がそれを自分自身のエラーではないと理解していても、無意識のうちにそのエラーに基づいて自身のパフォーマンスを修正してしまうことを報告してきた。しかし、これらのエラー修正の度合が実験参加者の通常時の動作のばらつきとどうように関係するのかについては、一致した見解が得られていなかった。 そこで、本研究では、この関係がエラークランプ課題で提示されるエラーの大きさに依存するという仮説のもと、到達運動課題を用いて実験を行った。実験では、エラークランプ課題時に提示するエラーサイズを複数設定し、各サイズにおけるエラークランプ課題後の修正の大きさと通常時の動作のばらつきの関係を調べた。 結果として、エラークランプ課題時の提示エラーが小さいときはその修正度合と動作のばらつきに相関がみられなかったが、エラーが大きいときには有意な正の相関が示された。このことは、外的要因によるエラーに対する修正の度合はそのエラーサイズと通常時の動作のばらつきの度合に依存することを示しており、通常時のばらつきが小さいほど大きな外因的エラーに惑わされないことが示唆された。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)