2021 Fiscal Year Annual Research Report
Assessment of muscle quality and function by electrophysiological techniques
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18H03158
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Research Institution | Chukyo University |
Principal Investigator |
渡邊 航平 中京大学, スポーツ科学部, 教授 (20630990)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 運動単位 / サルコペニア / 筋肉量 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、先進的な電気生理学的手法を応用し、筋の“質”を評価する方法を確立し、加齢および運動トレーニングがそれらを含めた筋機能に関連する要因に及ぼす影響を“分離”して評価することを目的とした。筋力などの筋の機能が加齢や運動などによって変化することは、広く知られているものの、その生理学的背景、特に筋の量的な変化以外の要因、は不明な点が多い。申請者は、“高密度表面筋電図法”および“骨格筋電気刺激法”を用いることで、筋の量的な変化とともに、筋機能に強く関わる筋自体の収縮特性(筋の質)、そして筋の活動を制御している中枢神経系の活動を定量的に評価し、加齢や運動トレーニングによる筋の適応機序を包括的に検証した。主な成果として、多周波数を用いた骨格筋電気刺激法を用いた筋の収縮特性の定量化(Tomita, Watanabe et al. Physiol Rep 2020)、トレーニング介入による中枢神経系の変化の評価(Watanabe et al. Physiol Rep 2020, Watanabe et al. J Gerontol, Watanabe et al. Front Nutr 2021)に関する論文を公表した。これらの高齢者や若齢者を対象とした研究成果によって、加齢および運動トレーニングにともなう筋の“質”を評価する方法を新たに提案することができた。今後、様々な研究用途に活用するとともに、特に加齢性筋力低下の要因分析や対抗措置の効率化に向けた応用が期待される。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(25 results)