2018 Fiscal Year Annual Research Report
Effects of exercise training on secretion of myokine
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18H03163
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
田畑 泉 立命館大学, スポーツ健康科学部, 教授 (20188402)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | SPARC / 高強度・間欠的運動 / マイオカイン |
Outline of Annual Research Achievements |
最大酸素摂取量の170%の強度で20秒の自転車エルゴメータ運動を10秒の休息を挟み、7~8回行い疲労困憊に至る運動後に、血中のマイオカインの1つであるSPARCの濃度が上昇することが知られている。SPARCは大腸がん予防機序に関するマイオカインであることが知られており、このような疲労困憊に至る高強度・短時間・間欠的運動を用いたトレーニングによる大腸がん予防効果の機序として考えられている。本研究では、傷害の発生する可能性のある疲労困憊まで行うのではなく、同様の運動を3セットのみ行った場合の血中SPARC濃度を明らかにすることを目的とした。その結果、このような疲労困憊に至らない高強度・他時間間欠的運動では、血中濃度は安静時の値に対して上昇しないことが明らかとなった。 またテニスのシングルスの試合形式での30分間の練習後の血中SPARC濃度は運動前の値と比べて変化がないことも明らかとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1年目の到達目標について概ね達成できている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、高強度・短時間・間欠的運動のセット数を多くした場合の血中SPARC濃度の変化を明らかにして、大腸がん予防に有効な高強度・短時間・間欠的運動及びそれを用いたトレーニングを開発する。
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Research Products
(8 results)