2018 Fiscal Year Annual Research Report
ソフトウェア定義光ファイバ無線を用いたワイヤレスアクセスネットワークの基礎的研究
Project/Area Number |
18H03231
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
猿渡 俊介 大阪大学, 情報科学研究科, 准教授 (50507811)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
衣斐 信介 大阪大学, 工学研究科, 准教授 (10448087)
五十嵐 浩司 大阪大学, 工学研究科, 准教授 (80436534)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | SDN / RoF / 無線通信 / 光ファイバ伝送 / SDR |
Outline of Annual Research Achievements |
平成30年度は、「SD-RoFを用いたワイヤレスアクセスネットワーク基盤」におけるプロトタイプ実装を行い、提案システムの基本的なアイディアを実証した。光ファイバで接続されたプロトタイプシステムを介して、異なる空間にある2つの端末が通信できることを確認した。端末の送信回路と端末の受信回路は、Texas Instruments製CC2531F128とSilicon Labs製C8051F360を用いた。端末の送信電力は3 dBmである。基地局は大きく分けて送信アンテナ、受信アンテナ、振幅遅延制御回路、RoF送信機、RoF受信機、キャリブレーション用送信回路で構成した。基地局の振幅遅延制御回路として振幅制御チップにSkyworks製SKY12343-364LF、遅延制御チップにM/A-Com Technology Solutions製MAPS-010164、キャリブレーション用送信回路としてTexas Instruments製CC2531F128とSilicon Labs製C8051F360、RoF送信機・受信機に精工技研製ET-615、ER-615を用いた。光ファイバは長さ20 kmのものを用いた。40 kmの実験を行う場合は20 kmの光ファイバをアダプタで2つ繋いで実験を行った。実験環境において端末と端末の間で直接無線通信が行われないように、端末と基地局、端末と基地局をそれぞれシールドボックスに入れた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定していたプロトタイプ実装を行い、基本動作の確認はできた。
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Strategy for Future Research Activity |
現在のペースを維持したまま研究を続ける。
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[Presentation] 振幅遅延制御回路を用いたRoFによるIoT通信エリア拡張技術に関する検証2019
Author(s)
石岡 卓将, 渡辺 尚, 猿渡 俊介, 木﨑 一廣, 小林 真, 木下 和彦, 福井 達也, 成川 聖, 桐原 誉人, 南 勝也, 池田 智
Organizer
情報処理学会全国大会
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[Presentation] 振幅遅延制御回路を用いたRoFによるIoT通信エリア拡張技術の実現性評価2018
Author(s)
石岡 卓将, 福井 達也, 成川 聖, 桐原 誉人, 南 勝也, 池田 智, 木下 和彦, 小林 真, 木崎 一廣, 猿渡 俊介, 渡辺 尚
Organizer
電子情報通信学会ソサイエティ大会
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