2021 Fiscal Year Annual Research Report
An analysis of a norm ecosystem toward development of moral AI
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18H03498
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Research Institution | Rissho University |
Principal Investigator |
山本 仁志 立正大学, 経営学部, 教授 (70328574)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鳥海 不二夫 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (30377775)
岡田 勇 創価大学, 経営学部, 准教授 (60323888)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 協力の進化 / 公共財ゲーム / Social Norms |
Outline of Annual Research Achievements |
情報システムが向社会的行動を促進する効果を検証するために、リアルエフォート型公共財ゲームに経済的・社会的インセンティブという二つの異なるタイプのインセンティブを導入し人々の向社会的行動への効果を検証した。その結果、経済的インセンティブは完全非協力を減少させ、社会的インセンティブは完全協力を増加させるという非対称な効果を持つことが明らかとなった。 更に実社会における規範理論の分析のため新型コロナウィルス感染拡大下における外出自粛などの諸行動を規定する要因を2時点のパネル調査によって分析した。その結果、感染拡大初期においては社会的ジレンマにおける協力行動を規定する要因が外出自粛等に影響を与えていたが、その1年後ではそれらの効果は減じており他の要因が効果を持つことが示された。 公共財ゲームを用いたSNSにおける実報酬ありの情報共有モデルを提案し,その特徴を分析することで,実質的な報酬が協調行動創発に与える影響を分析した.また,SNSにおける情報拡散を促すシステムがユーザへのインセンティブになることを示した. 理論班では、進化ゲーム理論の枠組みを用いて、安定した協力を維持するために生じる3つのジレンマのそれぞれを克服するための十分条件を特定した。つまり、社会的ジレンマを解決するためのフリーライダーの検出の原則、スコアリングのジレンマを解決するための正当化の原則、そして罰のジレンマを解決するための寛大さの原則である。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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