2020 Fiscal Year Annual Research Report
建国初期中国を移動する身体芸術メディア・プロパガンダ―戦時期からの継承と展開
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18H03568
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
星野 幸代 名古屋大学, 人文学研究科, 教授 (00303587)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
葛西 周 早稲田大学, 高等研究所, 講師(任期付) (00584161)
韓 燕麗 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (10537096)
邵 迎建 公益財団法人東洋文庫, 研究部, 研究員 (30375315)
城山 拓也 東北学院大学, 教養学部, 准教授 (60749109)
アン ニ 日本映画大学, 映画学部, 特任教授 (70509140)
楊 韜 佛教大学, 文学部, 准教授 (70614585)
西村 正男 関西学院大学, 社会学部, 教授 (80302652)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 建国期中国 / 移動 / 身体芸術 / プロパガンダ |
Outline of Annual Research Achievements |
コロナ禍により2021年度に繰越し、更に一部は2022年度まで再繰越して研究を遂行した。主催した最も大きな国際研究集会としては、国際シンポジウム「メディア化された身体/引き裂かれた表象――東アジア冷戦文化の政治性」を2021年1月23、24日にオンラインで開催した(共催:名古屋大学人文学研究科超域文化社会センター)。本シンポジウムは三つのセッション「Ⅰポストコロニアル中華圏の断絶と連続性」、「Ⅱ冷戦期の文化表象と政治性(1)~トランスナショナル」 「Ⅲ冷戦期の文化表象と政治性(2)~戦後日本」及び若手研究者による次世代パネルにより構成し、日本、中国、韓国、アメリカの研究者が研究報告を行い、最後に二時間の総合討論を行った。その成果の一部として、ゲスト報告者の論文7本を学術誌『JunCture超域的日本文化研究』第13号の特集「メディア化された身体/引き裂かれた表象」に収録された(名古屋大学人文学研究科、2022年3月。8-108)。2021年度に繰り越したイベントとしては、「建国初期中国を移動する身体芸術メディア・プロパガンダ―戦時期からの継承と展開」第一回国際WSを開催し、香港からのゲスト・スピーカー(映画学)および国内からのゲスト・コメンテーター(舞踊学)を招き、オンラインにて開催した。なお、学術誌『Intelligence』第21号の特集「日中映画における表象の越境」においては本科研メンバー2名の招待論文が掲載された(2021年3月)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2020年度に続き2021年度も米国、中国への短期渡航による資料収集は断念した。オンラインによる研究交流は或る程度進めることが出来、二日間の比較的大規模(参加者約150名)の国際シンポジウムを、本科研としては初めて実施した。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続きオンライン方式を中心として、国内・国際研究集会の開催と、メンバー各自の研究集会への参加を進める。また、中国語圏への研究成果発信として中国語論文集の出版を意識した論文執筆を、共同研究メンバー全体として進める。
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Research Products
(15 results)