2021 Fiscal Year Annual Research Report
Building of a Japanese 1000 person natural conversation corpus for pragmatic analyses and its multilateral studies
Project/Area Number |
18H03581
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Research Institution | National Institute for Japanese Language and Linguistics |
Principal Investigator |
宇佐美 まゆみ 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 研究系, 教授 (90255894)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山崎 誠 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 研究系, 教授 (30182489)
大塚 容子 岐阜聖徳学園大学, 外国語学部, 教授 (10257545)
重光 由加 東京工芸大学, 工学部, 教授 (80178780)
石川 慎一郎 神戸大学, 大学教育推進機構, 教授 (90320994)
片上 大輔 東京工芸大学, 工学部, 教授 (90345372)
小川 都 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 日本語教育研究領域, プロジェクト非常勤研究員 (00824822) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 自然会話コーパス / 語用論 / 基本的な文字化の原則(BTSJ) / 自然会話分析 / ディスコース・ポライトネス理論 / 日本語教育教材 / 自然会話リソースバンク(NCRB) / 雑談対話システム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、「コーパス班」「言語研究班」「基礎理論班」の3つの班を設け、相互に連携しながら研究を推進した。 「コーパス班」は,延べ1000人分の会話を収録した世界最大規模,『BTSJ1000人日本語自然会話コーパス』(514会話,127時間)を完成し,オンライン利用申請した者に無料配布した。また,今回初めて,共同構築型多機能データベース『自然会話リソースバンク(NCRB: Natural Conversation Resource Bank)』上に動画データを公開した。検索,グループ化,お気に入りの機能もつけ,『BTSJ1000人コーパス』の全データ,一部のデータを指定してダウンロードできるようにした。また、「BTSJシステムセット活用方法講習会」の開催に加えて,Web上で「オンライン・チュートリアル」が受講できるようにし,すべてを受講し,質問すべてに正解したら「BTSJシステムセット」がダウンロードできるようにした。さらには、工学との連携によって,文末の「スピーチレベル」の「自動付与ツール」(試作版)を作成した。 「言語研究班」では,日本語学習者の「日本語らしさ」等,「日本語会話の総合的考察」に貢献する研究を行い,「コーディング方法」など「総合的会話分析の方法論」や実証的研究の教育と普及に努めた。 「基礎理論班」は,「ディスコース・ポライトネス理論(DP理論)」の拡張、及び、「DP理論を生かした雑談対話システムのモデル構築」に向けて、理論的・実証的な考察を行った。理論的研究では,「ディスコース・ポライトネス理論」に「時間経過」の概念を加え,「フェイス均衡原理」を提唱した。それによって,自然会話の「語用論的分析」を異文化間コミュニケーションのメカニズムの解明と日本語教育に生かす方法に道筋をつけた。また,実証的研究としては、本コーパスのデータを活用して雑談対話システムの構築を行った。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Remarks |
上記HPの業績リストは,最新に更新できていないところもあります。また,入力ミスも若干存在すること,あらかじめお断りしておきます。
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Research Products
(25 results)