2018 Fiscal Year Annual Research Report
デュアルイオン蓄電池におけるリチウムイオンと多価イオンが奏でる協奏的相互作用
Project/Area Number |
18H03833
|
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
市坪 哲 東北大学, 金属材料研究所, 教授 (40324826)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡本 範彦 東北大学, 金属材料研究所, 准教授 (60505692)
谷村 洋 東北大学, 金属材料研究所, 助教 (70804087)
河口 智也 東北大学, 金属材料研究所, 助教 (00768103)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2019-03-31
|
Keywords | 蓄電池 / デュアルイオン / 多価イオン / 協奏的相互作用 |
Outline of Annual Research Achievements |
リチウムイオン電池などの一価キャリアイオンを使う蓄電池の物理化学機構はよく理解されているが,マグネシウムなどの多価イオンをキャリア(電荷担体)とする蓄電池系の基礎科学は殆ど未解明である.そこで本申請研究では,多価イオンをキャリアとして利用する蓄電池のための材料科学を確立し,一価および多価イオンが奏でるデュアルキャリアの協奏的相互作用の学理を構築することを目指した.これは,蓄電池分野のみならず,燃料電池固体電解質やイオン伝導体などの分野へも拡張される発展的なテーマとなり,本申請研究で明らかにしたい学術的な具体的問題を以下の通り掲げて遂行する予定であった 【課題1】 多価イオンを蓄電デバイスにおいてキャリアとするための機構・指針を得る. 【課題2】 デュアルキャリアが奏でる協奏的効果を明らかにする. 【課題3】 デンドライト組織の抑制機構とそこから逆に推定される形成機構を解明する. 以上の問題を解決することができれば,高エネルギー密度を有する新しい蓄電池を実現できる可能性は高いと考え,それに必要な装置や物品の購入を選定判別し,研究分担者,連携者と共に環境整備の準備段階にあった. しかし,基盤Sが採択になったため,この基盤Aをやむなく辞退することになった.それまでに購入した物品などは,基盤Sでも利用する事は可能であり,実際に基盤Aで利用するために,幾分かの利用は行った.その結果は,基盤Sにつながるものと期待している.
|
Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|