2018 Fiscal Year Annual Research Report
消化管の階層的粘膜支持連関システムによる粘膜防御機構の解明
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18H04046
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
清野 宏 東京大学, 医科学研究所, 特任教授 (10271032)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
倉島 洋介 千葉大学, 大学院医学研究院, 准教授 (30729372)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 消化管 / 間葉系細胞 / 膵臓 / 平滑筋 / パネート細胞 / 炎症性腸疾患 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題では腸管における、①腸-膵連関、②粘膜―間葉連関、③粘膜―筋層連関という3種類の「階層的粘膜支持連関システム」の解析を目的とし研究活動を行った。 ①「腸-膵連関」に着目した研究ついては、「膵臓腺房細胞」特異的コンディショナルマウスを作製し、タモキシフェン投与によって腺房細胞が赤色発行するマウスを作製した。本マウスを用いることで、正常・腸炎発症時での腺房細胞を分取し、機能的変化を解析するシステムが構築された。 ②「粘膜-間葉系連関」に着目した研究においては、粘膜下部の陰窩に存在する抗菌ペプチド産生細胞である「パネート細胞」の単離並びに遺伝子解析を行い、パネート細胞亜群間の機能的な差異が明らかになった。本結果から、陰窩において腸管「幹細胞」を取り巻く微小環境に存在する間葉系細胞とパネート細胞という幹細胞の支持的機能を有する細胞の役割についての予備的情報が得られた。 ③「粘膜―筋層連関」という腸管の動的制御機構を解明を目的とした解析においては、腸炎発症に伴う神経叢と平滑筋の機能的な変動を数値化する目的で、蠕動運動の測定システムの導入を行った。 以上の研究から得られた研究成果並びに概念の一部については、下記の総説に示すとともに、投稿準備中である。 Tokuhara D et al., Allergol Int. 2018、Inami A et al., Int J Mol Sci. 2018
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)