2020 Fiscal Year Annual Research Report
Development and evaluation of an innovative CBT stress management program for prevention of depressive and anxiety disorders
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18H04072
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
川上 憲人 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (90177650)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小山 博史 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (30194640)
西 大輔 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 准教授 (40450605)
今村 幸太郎 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 特任講師 (80722793)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 産業精神保健 / 認知行動療法 / 人口知能 / 健康教育 / 無作為化比較試験 |
Outline of Annual Research Achievements |
インターネット調査会社のサーベイに登録の被用者約30万人から参加者を募集した。組み入れ基準、除外基準は以下の通りである。組み入れ基準 (1) 20-60歳 (2) フルタイム労働者 (3) PC, スマートフォン、タブレットでインターネットにアクセス可能。除外基準 (1) リクルート時点で疾病休業、出産・育児休暇、一時帰休 (2) 過去3ヶ月に15日以上の疾病休業 (3) 精神科で治療中 (4) 過去1ヶ月にDSM-5大うつ病の経験 (5) 経営者、自営業、フリーランス、パートタイム労働者。必要サンプルサイズは 各群699以上となる(効果量0.15, p=0.05, power=0.80とし、G*Powerで計算)。脱落を考慮して合計1600人を組み入れの検討対象とした。 プライマリアウトカムは抑うつであり、 Beck Depression Inventory II (BDI-II) 21項目で測定した。抑うつ点数 (0-63)を連続量として解析した。セカンダリアウトカムは、COVID-19不安、抑うつ・不安(K6)、疾病休業日数、大うつ病の罹患とした。これらのアウトカムについて、ベースライン調査で調査した。 1600人のフルタイム労働者をリクルートし、組み入れ基準、除外基準により組み入れ対象者を絞り込み、介入群648人、対照群648人をランダムに2群に割り付けた。介入群、対照群のベースライン時の基本属性には大きな差はなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナウイルス感染症流行のため、企業からの対象者のリクルートに困難を生じ、リクルート期間を12ヶ月間を延長せざるを得なかったが、インターネット調査会社を通じて対象者をリクルートする方式に変更し、計画どおりの対象者数を組み入れることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
無作為化比較試験に計画どおりの対象者数を組み入れることができたことから、3ヶ月、6ヶ月調査が順調に進めば問題なく所定の成果を得ることができると考えている。
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