2018 Fiscal Year Annual Research Report
Development of risk prediction models for mild cognitive decline and frailty using metabolomics in a population-based cohort
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18H04079
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
武林 亨 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (30265780)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡村 智教 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (00324567)
寳澤 篤 東北大学, 東北メディカル・メガバンク機構, 教授 (00432302)
原田 成 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (10738090)
曽我 朋義 慶應義塾大学, 環境情報学部(藤沢), 教授 (60338217)
仰木 裕嗣 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 教授 (90317313)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | フレイル / 認知機能 / コホート研究 / メタボロミクス |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、鶴岡メタボロームコホート研究参加者のうち、6年後調査(18年度実施)に参加した年齢65歳から80歳のサブコホート集団2916名を対象に、フレイルに関連する身体機能および歩行に関する評価を実施した。これは、当初の計画である2000名を上回る参加者数であった。あわせて、12時間絶食後の血液・尿検体を採取した。身体機能評価は、歩行機能解析(4m、6m:圧力センサを用いた歩行評価システムによる歩行速度および歩行パターン解析)、体組成(ボディコンポジションアナライザー高精度体成分分析装置による)、筋力(握力および脚伸展力検査による下肢筋力測定)、SPPB(Short Physical Performance Battery)、骨密度検査(女性)を実施した。メタボローム解析は、前処理後、直ちに-80℃で保管し、順次、CE/MS法による網羅的解析に供した。本年度は、800検体の血漿メタボローム測定を完了した。あわせて、インスリン抵抗性指標、炎症バイオマーカー(アディポネクチン、空腹時インスリン(HOMA-IR)、IL-6)、骨マーカー等の測定を実施した。また、2019年度に認知機能検査を含む調査を実施するための準備を進め、共同研究機関となる地域基幹病院棟との調整を行うとともに、参加者のリクルートへ向けた準備を行った。2019年3月には、コホート研究参加者の一部地域において、認知機能検査を含む調査への参加呼びかけを郵送にて行い、希望があった約400名を対象に、計16回に分けて調査説明会を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
フレイル調査への参加者は、当初計画を上回って順調に実施できた。また、2019年度の認知機能検査を含む調査についても、リクルートを開始し、およそ400名の参加者を集め、順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
初年度は概ね順調であり、2019年度は、認知機能検査、MRI検査を含む認知症予防調査を実施する。共同研究機関となる地域基幹病院でのMRI検査の実施について、病院側が機器の入れ替えを予定していることが判明したことから、調査への影響を最小限に抑えるよう工夫する。
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Research Products
(1 results)