2018 Fiscal Year Annual Research Report
Accumulation of fundamental knowledge for development of new occlusion device in dogs and cats with atrial septal defect or ventricular septal defect
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18H06035
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Research Institution | Teikyo University of Science & Technology |
Principal Investigator |
上村 暁子 帝京科学大学, 生命環境学部, 講師 (60823721)
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Project Period (FY) |
2018-08-24 – 2020-03-31
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Keywords | 心房中隔欠損 / 心室中隔欠損 / 閉塞栓 / ハイブリッド |
Outline of Annual Research Achievements |
計画当初、閉塞栓を欠損孔に挿入した際に大動脈弁等の心内構造物を回避できるよう、閉塞栓のディスク部分の形状を三角形として予定していた。ところが、三角形のディスクでは閉塞栓を欠損孔に挿入し離断した後の安定性に欠け、脱落のリスクがあることが判明した。そこで、ディスクの形状を三角形ではなく、従来品と同様の円形にした。ただし、次の3つの特徴を持たせた。まず、右心側と左心側とのディスクの中心部がずれてスイッチオフの状態になるよう配置した。これにより、特に心内血流阻害の恐れが大きい左心側での心内構造物を回避しやすくした。同時に、心内血流阻害の恐れが少ない右心側で閉塞栓の安定化を図るようにした。さらに、最も薄いタイプの閉塞栓はデバイス高部を0.5mmと可能な限り低減させ、、心内腔への突出を制限した。以上より、心内血流を阻害する恐れを低減させ、かつ留置後の安定性も兼ね備えた閉塞栓の作成が完成し、さらに試作品での体外における操作性の確認も完了した。 心房中隔欠損の犬(2例)と猫(1例)に対して新規閉塞栓および従来品を用意し、開胸下での欠損孔閉塞を試みた。新規閉塞栓は、離脱前の血行動態に顕著な異常は認められず、形状的にも大きな問題はないと考えられた。しかしながら、今回の対象症例の欠損孔に対しては、準備した新規閉塞栓のサイズよりもやや小さいサイズの方が好ましいと考えられた。 これまでのインターベンション治療では報告の無い低体重の小型犬に対して、従来品の応用により開胸下心房中隔閉塞術を用いて心房中隔を閉塞した。新規閉塞栓についてはサイズ展開を改良中である。本研究成果は、2018年度の国際獣医学会において発表した。現在、学術雑誌投稿の準備を進めている。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Presentation] Hybrid approach for closure of atrial septal defect in a toy breed dog2018
Author(s)
R. Tanaka, A. Uemura, S.Goya, K. Shimada, T. Yoshida, R. Namiki, P. Kitpipatkun, P. Chantawong, D. Ma, M. Nakata, K. Miyazaki
Organizer
The 8th Annual Congress of Asian Society of Veterinary Surgery
Int'l Joint Research