2020 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18J14078
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Research Institution | Ochanomizu University |
Principal Investigator |
東井 千春 お茶の水女子大学, 人間文化創成科学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2018-04-25 – 2022-03-31
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Keywords | 身体的自己意識 / 自己感 / 身体錯覚実験 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、身体による自己の意識=身体的自己意識(Bodily Self-Consciousness: BSC)がどのように生起されるのかについて、偽の身体に対して自己感を生じさせるという身体錯覚実験を用いて、検討を行うものである。具体的には、BSCの生起メカニズムや、BSCを構成する、(1)多感覚統合、(2)見た目の整合性、(3)一人称視点、これら3要素の関係性、そして、その相互作用を示すモデルを構築することを目的として、ベイズ推定を用いたシミュレーション実験と、その結果に基づいた実証実験による検討を行うこととした。 当初の予定では、2018年度までに実施した、バーチャルリアリティ-ヘッドマウントディスプレイを用いた全身錯覚実験により得られた、(1)多感覚統合とBSCの関係性についてのモデル化の結果を踏まえ、2019年度に、残る(2)見た目の整合性とBSCの関係性、そして、(3)一人称視点とBSCの関係性を示すモデルの構築を進める予定であった。しかし、事故による療養のため、2019年度より傷病による採用中断を行なっており、2020年度前半は引き続き、傷病による採用中断を継続し、加えて、後半は新型コロナウイルスの影響による採用中断を行なった。2020年度は、傷病と新型コロナウイルスの影響により、身体的、物理的な制限が非常に大きく、再開後に実施する実験・研究への準備等を集中的に行なった。引き続き、2021年9月まで中断予定のため、2021年10月の再開後に向け準備をすすめ、再開後から、残りの研究を実施する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2020年度は、前半に傷病による中断、後半に新型コロナウイルスの影響による中断を行っており、研究が中断している状態のため。引き続き、2021年度前半は中断を継続するため、2021年度後半より、研究を再開する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
現在中断中のため、再開後より研究を再開するが、新型コロナウイルスの影響により実験実施等が難しい場合には、情勢に合わせて柔軟に対応し、研究計画を適宜変更しながら、研究を進めていく予定である。
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