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2020 Fiscal Year Annual Research Report

「小説の芸術化」から見た19世紀英国小説の研究

Research Project

Project/Area Number 18J22013
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

勝田 悠紀  東京大学, 人文社会系研究科, 特別研究員(DC1)

Project Period (FY) 2018-04-25 – 2021-03-31
Keywordsリアリズム / 小説 / イギリス / ポストクリティーク
Outline of Annual Research Achievements

今年度の研究は、全体として前年度からの継続である。大まかに言って今年度の研究は、批評理論と小説研究の二つの分野に分かれる。
まず、批評理論の再検討を行うポストクリティーク論関係の執筆作業を引きつづきおこなった。前年度執筆の論文「距離、またはフィクションの恥ずかしさについて」の続編として、イヴ・セジウィック、大澤真幸らの「羞恥」論、ジャン=マリー・シェフェールのフィクション論、ヴァージニア・ウルフや三島由紀夫らの小説を題材としながら、ポストトゥルース状況におけるフィクションのあり方を検討する考察を展開した。この成果は、順次公開される予定である。
19世紀イギリス小説に関しても、没入や演劇性といった観点から、「イギリス小説の芸術化」にひとつの視野を与えられる目処が立ってきている。具体的な作業としては、19世紀イギリス小説作品の読解(Charles Dickens、George Eliot、W. M. Thackerayなど)、19世紀イギリスの批評テクストの読解(Matthew Arnoldなど)、およびこれに関する研究書、また、Fredric JamesonやMichael Friedによる演劇性や美学に関する理論書などの検討をおこなってきた。ここ数年は新型コロナウイルス感染症の影響を受け、発表等については計画通りにおこなうことが難しかったが、これについても次年度以降、準備発表の機会を求めていく予定である。

Research Progress Status

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

URL: 

Published: 2022-12-28  

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