2020 Fiscal Year Research-status Report
近代アジアと日本の女性の社会観の形成における国際教育修道会の影響に関する比較研究
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18K00082
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Research Institution | Shirayuri College |
Principal Investigator |
佐々木 裕子 白百合女子大学, 基礎教育センター, 教授 (60286888)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
市川 誠 立教大学, 文学部, 教授 (60308088)
大迫 章史 東北学院大学, 教養学部, 准教授 (60382686)
坂野 正則 上智大学, 文学部, 教授 (90613406)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 修道会 / 宗教と教育 / 女子教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、前年度末からの新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、前年度に予定されていた幾つかの海外アーカイブ調査及び面接調査を断念せざるをえない状況となった。オンラインで可能な調査なども検討されたが、ヨーロッパ各国及びアジアの研究対象国の研究機関及び研究協力者たちものきなみ新型コロナウイルスに感染した患者たちのケアや支援に追われ、調査の遂行を断念せざるを得ない状況となった。国内調査についても度重なる緊急事態宣言や他府県への移動の自粛などから、同様に断念せざるを得ない1年となった。 昨年度実施できなかったアジア各地域で散逸しつつある文献などの収集や、当時、ヨーロッパにわたった文献を追うことを今年度ある程度、遂行できることを希望していたが、世界的な新型コロナウイルスの蔓延及び、それぞれの研究分担者の研究機関における突然の遠隔授業対応・環境整備などに追われる日々の中、全くこれらの研究計画が遂行できない状況となった。 昨年度来の世界的な状況の変化に伴い、研究遂行に関しての難しさが否定し得ないものとなった時点で、研究年の延長を申請し、次年度に向けての研究計画の見直しを行った。次年度の調査等の可能性を模索しつつ、現在の状況の中でなしえる研究成果を検討し、今年度に関しては、今までに収集できた資料やデータの整理・デジタル化、先行研究との文献の照らし合わせ等の作業を各担当者の分担範囲において実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルスの世界的感染拡大により、本研究において中心的位置を占めていた海外調査及び国内調査の実施が不可能となったため。
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Strategy for Future Research Activity |
研究年の延長を申請する中、沈静化の状況の見通しがつきがたいコロナ禍という現在の状況下において、今後の研究の推進方針として、これまでの調査で収集した資料及び文献などを中心としたかたちで進める予定である。なお、国内調査については感染状況がある程度おさまった段階で実施することを予定している。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染拡大により、計画していた海外調査及び国内調査が実施できなかっため、次年度に延長を申請した。今年度は国内感染状況が一段落した時点で、国内調査とデータ整理・分析を実施する予定である。
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Research Products
(8 results)