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2021 Fiscal Year Annual Research Report

Study and arrangement of the original materials of Ahmad Ariga Bunhachiro, a pioneer of Islamic theology in Japan

Research Project

Project/Area Number 18K00089
Research InstitutionDoshisha University

Principal Investigator

四戸 潤弥  同志社大学, 神学部, 教授 (80367961)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2022-03-31
Keywordsアフマド有賀 / イスラーム / 香蘭経 / イスラーム信仰 / 日本におけるイスラーム布教
Outline of Annual Research Achievements

日本におけるイスラーム法学の先駆者アフマド有賀文八郎;の原資料の研究と整理
1.彼の香蘭経の翻訳校生ノートをPDFにまとめた。これが主たる研究課題であった。他の研究者が利用できるようにすることであった。2.周辺研究として、アフアド有賀の遺族、親戚の人たちから聞き書きを行った。3.研究途中に、遺族によるアフマド有賀の墓石取り換えが行われ、研究者自身がイマームとの連絡を取り、弔いと祝賀式での式を執り行ってくれるように依頼した。 この時、新たな親族との交流もでき、アフマド有賀の事業成功者としての親戚への金銭、人脈紹介などの支援が行われていたことが確認できた。4.直系の遺族がカナダ在住のため、カナダへ行き、直接取材した。そこでは、中国革命運動で挨拶された孫文秘書宋教仁とのビジネス上での関係が日記より明らかになった。その結果、アフマド有賀が自身の外国ビジネスのなかで、アジアのイスラーム教徒たちとの接触を通じて、イスラームへ帰依していったことが結論づけられた。そのことは、彼が、60歳のビジネス引退を契機に、日本でのイスラーム布教に専心すると一致する。従ってアフマド有賀のイスラームへの系統は思想的、あるいは求道的理由からのものではなかったと言える。これはまた、当時に多くの日本人が愛国的でありながら、外国の宗教の帰依したことであったことの例証でもあった。アフマド有賀の香蘭経のPDF化と、その補強としてご遺族との聞き書き研究は、アフマド有賀のイスラームを資料と証言による位置づけを可能にした。研究費を助成してくださった日本学術振興会に深く感謝いたします。

  • Research Products

    (5 results)

All 2021

All Journal Article (3 results) Presentation (2 results) (of which Invited: 1 results)

  • [Journal Article] 一神教系譜のイスラーム2021

    • Author(s)
      四戸 潤弥
    • Journal Title

      基督教研究

      Volume: 第83巻第2号 Pages: 1,18

  • [Journal Article] イスラームにおける自由意思の検討-婚約の撤回権を通じて-2021

    • Author(s)
      四戸 潤弥
    • Journal Title

      シャリーア研究

      Volume: 第18号 Pages: 1.29

  • [Journal Article] クルアーン第24章御光章第11ー31章解釈2021

    • Author(s)
      四戸 潤弥
    • Journal Title

      シャリーア研究

      Volume: 第18号 Pages: 101,122

  • [Presentation] クルアーン・タフスィール・アルムニール第24章11-31解釈2021

    • Author(s)
      四戸 潤弥
    • Organizer
      タフスィール研究会
    • Invited
  • [Presentation] イスラームにおける夫と妻の離婚権と婚資における男女平等の考察2021

    • Author(s)
      四戸 潤弥
    • Organizer
      日本宗教学会

URL: 

Published: 2022-12-28  

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