2022 Fiscal Year Annual Research Report
Basic Research on Japanese Religion Missionaries in Colonial Korea
Project/Area Number |
18K00090
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Research Institution | Shikoku Gakuin University |
Principal Investigator |
金 泰勲 四国学院大学, 文学部, 教授 (10608706)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 植民地朝鮮の日本人宗教者 / 朝鮮総督府宗教関係文書 / 日本系宗教の朝鮮布教 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は2020年度が研究最終年度であったが、コロナの関係で2年間延長した。ここでは2020年度から2022年度までの研究実績についてまとめることにする。その最大の実績は、本研究の最終目的であったDB構築とその公開の基礎が完成したことである。DBHP「植民地朝鮮の日本人宗教者」(www.jrpkc.org)は、2020年度9月に公開を始め、3千人以上の日本人宗教者に関する基礎情報、現地調査写真、関係史料翻刻を公開している。2022年現在までに、専門の研究者を始め、一般の関心も高く、1万名を超えるアクセスを達成している。その成果は、次のように関連学会で報告している。 ①「植民地朝鮮における日本系宗教の全体図―『朝鮮総督府官報』を中心に―」(日本宗教学会大79回学術大会研究報告、2020年9月19日)、②「植民地朝鮮の日本人宗教者たちに関する基礎的研究-デジタルアーカイブの活用とデータベース構築」(韓国宗教学会2020年度学術大会、2020年11月28日)、③「『朝鮮総督府官報』から見る日本系宗教流入の全体図」『共存の人間学』第4集、全州大学韓国古典学研究所、2020年8月、233~273頁)。 2021年度は、上記DBHPの充実につとめ、史料翻刻、韓国現地調査報告などを次のように行った。④「データベースHP「植民地朝鮮の日本人宗教者」構築の日常」(東アジア思想文化研究会、2021年11月20日)、⑤「DBHP「植民地朝鮮の日本人宗教者」進捗状況報告―「朝鮮総督府宗教関係文書」を中心に―」(植民地朝鮮宗教政策研究会、2021年11月27日)。 2022年度は、朝鮮総督府宗教関係文書の翻刻公開に尽力して、⑥『宗教雑件綴』(1926)、⑦『寺院創立願財産管理住持就職願ニ関スル件』(1925)、⑧『布教所ニ関スル綴』『布教所ニ関する書類』(1907~1910年)を翻刻公開完了した。
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Research Products
(1 results)