2022 Fiscal Year Annual Research Report
A Socio-historical Study of Religion on the Circulation of Calendars and the Development of Buddhism, Shintoism, and Onmyodo in Modern Japan.
Project/Area Number |
18K00092
|
Research Institution | Tenri University |
Principal Investigator |
岡田 正彦 天理大学, 人間学部, 教授 (00309519)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
下村 育世 一橋大学, 大学院社会学研究科, 特任講師(ジュニアフェロー) (00723173)
林 淳 愛知学院大学, 文学部, 教授 (90156456)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | 仏教天文学 / 仏暦 / 神宮暦 / 貞享暦 / 暦政策と宗教 / 明治改暦 / 須弥山儀 / 神宮大麻 |
Outline of Annual Research Achievements |
本科研は、本来2018年~20年度の3年間の予定であり、最終年度である2020年度は、科研メンバーとともに国際宗教史宗教学会(ニュージーランド)にパネルを申込み、発表を受理されて渡航準備をしていたが大会そのものが中止になった。また、コロナ禍のために最終年度に予定していたシンポジウムや博物館でのイベントなども中止せざるを得なかった。このため、科研の申請期間を1年延長したが、引き続きコロナ禍の状況が続いたために、さらに1年の期間延長を申請することになった。 2022年度は、コロナ禍のために自粛していた研究出張等をようやく再開することができた。繰り越した科研費をもとに、2022年7月にはセイコーミュージアム銀座(東京)へ研究協力者とともに調査へ赴き、2023年1月には国会図書館の文献調査も再開した。 さらに海外での活動を再開し、シカゴ大学東アジア研究センター・沼田財団共催の「Interpreting Japan Interpreting Buddhism」(2022年10月18日)において発表した。タイトルは「Buddhist Science in 19th Century and Modern Buddhism in Japan.」であった(招待発表)。 また、2023年2月に本科研の研究成果の一部として、報告書(『セイコーミュージアム銀座 須弥山儀と関連資料』)を刊行した。主にセイコーミュージアム銀座の資料を紹介しているが、科研の期間に調査した全国の須弥山儀の所在状況などを詳しく紹介している。度重なる感染拡大のために、企画していたシンポジウムやイベントなどは再びキャンセルせざるを得なかったが、この報告書をまとめることで一応の研究成果を残すことができた。印刷・製本等の費用には繰り越した科研費を充当し、適切に研究費を運用することができた。
|
Research Products
(1 results)