2024 Fiscal Year Annual Research Report
Music of Indian communities in Japan and its dynamics
| Project/Area Number |
18K00140
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| Research Institution | Tokyo College of Music |
Principal Investigator |
小日向 英俊 東京音楽大学, 音楽学部, 教授 (00399742)
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| Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2025-03-31
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| Keywords | インド / 移民 / 音楽 / ネットワーク / グローバルヒストリー・オブ・ミュージック |
| Outline of Annual Research Achievements |
最終年度:東京都(江戸川区周辺)在住インドコミュニティの音楽活動についての追加調査を実施した。 COVID-19が「5類感染症」へ移行した2023年5月8日以降においても、それ以前のコロナ禍の期間の感覚が残った2023年度を経て、2024年度においては人々が参集してイベントに参加することへのリスクも、ある意味「存在しないもの」との感覚も戻ったと思われた。 江戸川区を拠点とするインドコミュニティにおいても、葛西地区周辺における音楽活動には活気が戻ったことが確認された。2024年9月には、2023年と同様に象の神ガネーシャを祝う「ガネーシャ祭」が開催された。また、同10月には東インド地域で有力な神ドゥルガーを祝う「ドゥルガー・プージャー」が、実施された。さらに、日本人として帰化したA氏のコーディネーションにより、マハーラーシュトラ州の偉人シヴ・スワーラージを祝う「INDO-Japan SHIV SWARAJ RATHA YATRA - ONE INDIA FESTIVAL」も今年度初めて開催された。 いわゆる日本在住ニューカマーのインドコミュニティのネットワークは、在日年数の長い中心的人物の活動により、インド現地、および欧州・北米などのインドコミュニティとの物理的/オンライン上のコネクションとして拡大している。また、インドコミュニティと長年関わりを持つ人々へのインタビューからも、ソジョナーとして数年で帰国または外地へ転出する者がいる一方で、日本社会に20年を超えて在住してインド本国、海外を繋ぐハブとして機能する者が現れていることを確認した。地域間の関係に力点を置くグローバルヒストリー・オブ・ミュージックのパースペクティブから見ても、移民出身地、移民先ホスト社会、グローバル社会を音楽がつなぐ現象が確認された。
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