2018 Fiscal Year Research-status Report
障害者の芸術表現をoperaにする社会システムの研究:社会的排除の克服にむけて
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18K00207
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
川井田 祥子 鳥取大学, 地域学部, 教授 (40567632)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 障害者 / 社会的包摂 / 芸術表現 / 仕事 |
Outline of Annual Research Achievements |
先駆的に芸術表現活動を採り入れ、障害者の新しい仕事を生み出している福祉施設「ぬかつくるとこ」(岡山)、「SWING」(京都)などを訪れ、既存の福祉制度による限界をいかに乗り越えようとしているのか、取り組みの工夫等に関してインタビュー調査を実施した。また、各団体が主催するイベント等にも出かけ、そこで発言されている内容や配布資料等を入手するなど、多面的な情報収集に努めた。 加えて、厚生労働省が推進している「障害者の芸術文化活動普及支援事業」の報告会にも参加し、全国各地で展開されている取り組みから、障害者の芸術表現を仕事にする可能性と課題等について知見を得た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究会を開催する予定であったが、ゲストとの日程調整等がうまくいかなかったため、次年度へ繰り延べすることになった。
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Strategy for Future Research Activity |
近代化の過程において労働観がいかに変容していったのか、先行研究の渉猟に努める。さらに、多様な視点から障害者の仕事を把握するための研究会を実施し、議論を積み重ねていく。
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Causes of Carryover |
研究会を開催する予定であったが、ゲストとの日程調整がうまくいかず、次年度へ繰り延べとなったため。 次年度は研究会を開催し、研究の遂行に努める。
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