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2020 Fiscal Year Research-status Report

The interaction and develipment of artistic anatomy education -Through the comparison with the education in Germany, UK, USA and NZ-

Research Project

Project/Area Number 18K00227
Research InstitutionTokyo National University of Fine Arts and Music

Principal Investigator

宮永 美知代  東京藝術大学, 美術学部, 助教 (70200194)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 伊藤 正裕  東京医科大学, 医学部, 主任教授 (00232471)
木下 史青  独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館, 学芸企画部, 上席研究員 (20321549)
岩井 治樹  鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 助教 (30452949)
Project Period (FY) 2018-04-01 – 2023-03-31
Keywords美術解剖学 / 教育 / 顔 / 動物 / 描画
Outline of Annual Research Achievements

美術解剖学のかたちの問題として、これまで手をつけていなかった萌芽的なテーマについて研究し、発表した。さらに、動物美術解剖学を新たな書として上梓し、人体に加えて系統発生から外形と構造との関係についての啓蒙を促した。また、イタリアルネサンス以降、顔についての日本と西欧における見方、絵画表現としての差異を顔・身体研究の書の一項としてまとめた。
1. かたちの問題についての教育としての取り組みとして、ダブルイメージの先駆者であるアルチンボルドの肖像画像についての考察を「アルチンボルドのダブルイメージについての研究 -顔の見えやすさと見えにくさ -」 として、また、絵画表現上の子供の身体と顔面のプロポーション研究を「レオナールフジタの描いた子供の魅力 -プロポーションからの考察 -」 として大学院生とともに研究に取り組み、フォーラム顔学2020(日本顔学会)においてポスター発表を行った。いずれのテーマについても学会誌への発表の準備を進めている。
2. 美術解剖学の重要なテーマの一つである表情について、表情表現を考察しつつ形として表す取り組みを行い、「2つの顔が作る表情」として作品展示発表した。
3. 美術解剖学は人体のみならず動物表現についても重要であると考えてきた視点から、動物美術解剖学について『動物デッサンの基本とコツ』を上梓した。
4. 絵画表現された顔について日本とヨーロッパの見方と表現について論じた 「顔身体と美術ー描かれた顔、身体」を『顔身体学ハンドブック』(2021, 東京大学出版会) の一項としてまとめた。
COVID-19の本研究への影響は大きく、渡欧、渡米などの移動に制限がかかっている現状で、海外の研究者と直接対面しての交流は困難な状況であり、専ら自国内で行う美術解剖学研究を深めた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

COVID-19の影響は大きく、渡欧、渡米ともに困難な状況であり、海外の研究者と直接対面しての交流は困難な状況であったことは大きい。しかし研究は国内でも研究すべきテーマもあるため、専ら自国内で行う美術解剖学研究を深めつつある。

Strategy for Future Research Activity

COVID-19で移動の制限を受けている現状では、渡欧、渡米ともに困難な状況であり、海外の研究者と対面しての直接交流が不可能となり、今後もネット通信に依存せざるを得ない状況が予想される。これにより本研究のタイトルでもある交流という観点では弱くならざるを得ない。しかしその一方で、本研究の目的の一つは、さらなる美術解剖学研究を進展させることにもあり、国内において可能な範囲でテーマを深めて行くことを、今後の研究としても重く考えていきたい。

Causes of Carryover

旅費についての金額の齟齬が大きくなっているが、これは世界的なCOVID-19蔓延により、各地で渡航規制、入国制限が行われたため、研究のための実地調査が行うことができず、学会等発表もオンラインで行われるなど、学会発表会場に旅行できなかったためである。

  • Research Products

    (4 results)

All 2020

All Presentation (3 results) Book (1 results)

  • [Presentation] アルチンボルドのダブルイメージについての研究 -顔の見えやすさと見えにくさ2020

    • Author(s)
      田代千穂・吉松友梨亜・宮永美知代
    • Organizer
      日本顔学会・フォーラム顔学2020
  • [Presentation] レオナールフジタの描いた子供の魅力 -プロポーションからの考察2020

    • Author(s)
      中村寿賀子・宮永美知代
    • Organizer
      日本顔学会・フォーラム顔学2020
  • [Presentation] 2つの顔がつくる表情2020

    • Author(s)
      宮永美知代
    • Organizer
      日本顔学会・フォーラム顔学2020
  • [Book] ゼロから学ぶプロの技法 動物デッサンの基本とコツ2020

    • Author(s)
      宮永美知代
    • Total Pages
      184
    • Publisher
      ソーテック社
    • ISBN
      978-4-8007-3022-0

URL: 

Published: 2021-12-27  

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