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2021 Fiscal Year Research-status Report

22世紀の稼働目標を念頭においた20世紀のメディアアート作品の保存と修復

Research Project

Project/Area Number 18K00231
Research InstitutionUniversity of Toyama

Principal Investigator

西島 治樹  富山大学, 学術研究部芸術文化学系, 教授 (50413191)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2023-03-31
Keywordsメディアアート / 保存修復
Outline of Annual Research Achievements

メディアアート作品の保存修復は、歴史が浅いため、絵画や彫刻といった既存芸術が蓄積してきたような方法が不足している。本研究は、デジタルテクノロジーを実装したメディアアート作品の保存と修復の可能性を(1)技術的方策(2)社会的制度の2つの側面から検証する。本年度は、国内外の公文書館に収められた各種資料の管理、収集、公開を含む保存方法及び文化財保存施設における事例についての調査を行う予定であったが、昨年度に引き続き新型コロナウィルスの影響により実施を見送った。事例調査では(2)社会的制度に関する観点に主眼を置いていたが、実施困難になったことを受けて代替の方策として、(1)技術的方策に関連した(a)作品の管理運用に関する技術及び(b)保存性の高い素材について検証した。(a)作品の管理運用に関する技術では、汎用人型ロボットを用いた監視システムの実験を実施した。(b)保存性の高い素材では、石材の保存性に着目し、レーザー加工機を用いた記録媒体の制作を試行した。次年度は、本年度見合わせた事例調査を実施する予定である。また、これまで収集したデータを整理し、メディアアートの保存修復についての検証を進めていく。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

新型コロナウィルスの影響により、国内外の公文書館及び文化財保存施設の調査を見合わせたため、当初の計画より遅れいている。

Strategy for Future Research Activity

海外渡航の規制が緩和された場合、当初予定していた欧州や米国での現地調査を再開する予定である。引き続き渡航が困難な場合は、国内の博物館施設等を対象とした調査を行う。

Causes of Carryover

海外調査の経費として支出の予定であったが、新型コロナウィルス感染予防の観点から支出しなかった。次年度も海外渡航の実現性は不透明なため、次年度使用額は、国内調査経費やメディアアート作品の保存修復に関する実験に必要な物品費などへの使用を予定している。

URL: 

Published: 2022-12-28  

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