2020 Fiscal Year Research-status Report
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18K00341
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
浦田 義和 久留米大学, 大学共同利用機関等の部局等, 客員教授 (00151944)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | エジプト / アラブ諸国 / 回教 / イスラーム / 笠間杲雄 / 須田正継 |
Outline of Annual Research Achievements |
1,研究情報収集 日本近代文学会については、日本社会文学会、日本近代文学会九州支部に参加し、大会案内や学会通信などを参照するとともに、テーマに関わる発表およびテーマに関わる日本近代現代文学作家に関する研究発表を聴講し、一部発表資料を収集した。2,国内研究機関調査及び研究資料収集については、神奈川県立図書館及び山梨県立図書館、山梨近代文学館、山梨県曹洞宗寺院「文殊院」イスラーム霊園を訪問し、戦前のイスラム地域外交官笠間杲雄、イスラム研究家須田正継に関する資料を収集するとともに、イスラム事跡調査を実施した3,国際シンポジウム報告集への論文投稿及び国際シンポジウム報告集編集については、2020年3月にエジプト・カイロ大学で実施されたシンポジウム「非西欧社会の近代化再考」報告集に論文「オリエンタリズムとアジア主義」を投稿するとともに、文化功労者中西進氏他、日本、エジプト、イスラム諸国の研究者執筆の30編からなる報告集を編集し、所属機関より発行した。 以上の研究活動の実施による意義は以下のとおりである。 1,の学会活動からは、日本近代現代文学の歴史とアラブ近代文学の歴史の比較の観点について有益な情報を入手した。2,の調査から、戦前のイスラム諸国への日本人研究家の政治的関心のありようと日本人外交官のイスラム国印象が把握された。3,の報告集編集によって、エジプト及びアラブ諸国知識人の日本への関心のありようを把握した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本年度は、東南アジア地域のイスラム国であるマレーシアの研究機関での調査を予定していたが、コロナにより、海外渡航が不可能となったため、海外調査による情報収集、資料収集が出来なかった。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度は、2020年度に実施できなかった国外調査に関して、マレーシア在研究機関、研究者訪問を実施するとともに、文学事跡を巡検する。 国内学会の日本近代文学会、日本社会文学会、日本近代文学会九州支部会に参加し、情報収集を行うとともに、国内研究機関調査を継続する。併せて、研究資料ついて、インターネットを活用して、精力的に情報を収集するとともに、必要文献を購入し、必要資料を複写し収集する。 研究成果は、学会研究発表や公開講座、研究例会などで口頭発表するとともに、それをもとに論文を作成する。
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Causes of Carryover |
2020年度はコロナの影響で、予定していた海外研究機関(マレーシア)の調査が出来なかったので、次年度にマレーシア調査に加えて、インドネシア調査を計画している。
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