2021 Fiscal Year Research-status Report
Geographical Imagination in English Novels--Migration and Geopolitics
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18K00371
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Research Institution | Kansai Gaidai University |
Principal Investigator |
服部 典之 関西外国語大学, 外国語学部, 教授 (50172937)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | サミュエル・ジョンソン / 旅行文学 / 『ロビンソン・クルーソー』 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度もコロナ禍で海外出張による研究は行うことができなかった。国内出張により、本研究課題に関する調査や他の研究者との議論を行った。 2019年の日本英文学会関西支部でのシンポジウムを行ったことは昨年の実績にも書いた通りである。『冒険の残滓』というシンポであり、『ロビンソン・クルーソー』出版の300周年記念シンポジウムであり、服部は「浜辺の想念ーークルーソーの垂直的冒険」という発表を行った。この口頭発表を基に論文を執筆したのだが、査読付き論文で日本ジョンソン協会編『十八世紀イギリス文学研究第7号ーー変貌する言語・文化・世界』に掲載される。査読の段階で指摘があった箇所に関する議論を再考し、書き直し、再提出する作業を行った。すでに初稿があがり提出し、掲載が決定したので、2022年の日本ジョンソン協会大会(2022年7月9日)までには、発行される予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍が続き、海外出張による研究が行えないことが研究遂行に大きな障害となっている。ただ、2年前は英語論文をバックネル大学出版局から出せたり、昨年度は査読付き論文集に採択され、出版が決まったことで、やや遅れてはいるが、着実な成果を挙げることはできている。
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Strategy for Future Research Activity |
今年が研究最終年度である。本研究課題で積み重ねた研究成果を、第94回日本英文学会の特別シンポジウムで発表し、締めくくりとしたい。学会はオンラインであるが、その特別シンポジウム「<ポスト><ウィズ>コロナ時代の英米文学研究」というタイトルで、司会兼講師を務めることが決まっている。
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Causes of Carryover |
コロナ禍のため、研究活動に支障をきたしたため。残額の使用計画に関しては、額が多くないため、科研の研究遂行に必要な書物購入に充てる計画である。
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