2021 Fiscal Year Annual Research Report
Traces of Anglo-saxon whites' invasions seen through African American and African literature and medicine
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18K00419
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
玉田 吉行 宮崎大学, 多言語多文化教育研究センター, 特別教授 (80207232)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | アングロ・サクソン / リチャード・ライト / アレックス・ラ・グーマ / アフリカ / 南アフリカ / ケニア / ガーナ / エイズ |
Outline of Annual Research Achievements |
実施内容です。 1「アングロ・サクソン侵略の系譜」の流れでメールマガジンへの月1本の連載を継続。2ケニアと南アフリカとエイズに関する論文を執筆。3「アングロ・サクソン侵略の系譜」シンポジウム(Zoom2回目)を実施。 1「続モンド通信」(門土社:横浜)に「アングロ・サクソン侵略の系譜」の流れで、エイズ関連2本、研究関連1本、ケニア関連4本、南アフリカ関連5本を掲載。2ケニアとエイズ関連(「アフリカにエイズ患者が出始めた頃を描く『ナイスピープル』、エイズが蔓延した頃を描く『最後の疫病』」)を執筆。3「アングロ・サクソン侵略の系譜」の3回目のシンポジウム「アングロ・サクソン侵略の系譜-系譜の中のHIV感染症とエイズ)」2月20日(土)10時~12時、発表者・題:玉田吉行「ケニアの小説から垣間見えるアフリカのエイズ」、赤木秀男(宮崎大学医師)「HIV/AIDSから社会問題を炙り出す」、エイズとアフリカを巡って参加者で討論)をZoomで実施しました。 今年度は、上記のエイズの小説とケニアの歴史に絞りました。シンポジウムは冊子にまとめました。本研究の大枠①<ガーナと独立>、②<コンゴの独立・コンゴ危機とエボラ出血熱>、③<ケニアと新植民地支配とエイズ>、④<南アフリカとアパルトヘイトとエイズ>のうち、中途だった③と、④を終えました。今年度も資料収集はCovid-19で叶いませんでしたが、謝金は引き続き4年の中原愛さんに依頼しました。 奴隷貿易と奴隷体験記、エイズの小説を「アングロ・サクソン侵略の系譜」の中で考える課題での申請も考えていたのですが(奴隷貿易は近代社会に一番大きな影響を与え、資本主義の進展を方向付けさせた出来事ですし、エイズ治療薬は人類史上もっとも経済的な影響が強い製剤ですので)、大学の財政事情もあるようで、一方的に契約更新を打ち切られ、今回が最後のようです。
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Research Products
(3 results)