2018 Fiscal Year Research-status Report
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18K00481
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
阿尾 安泰 九州大学, 言語文化研究院, 教授 (10202459)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 18世紀 / ルソー / 視覚 / タブロー / 表象 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、主として2019年7月エジンバラ大学で開催される第15回国際18世紀学会で行う発表の為の準備 作業を行った。6月2日と10月27日に獨協大学と新潟大学とで開催された、日本フランス語フランス文学会および18世紀フランス研究会に参加し、18世紀研究者たちとの交流を深めた。特に新潟大学で開催された18世紀フランス研究会では、18世紀の小説に関する発表の司会を務めた。また日本シェリー研究センターから依頼された18世紀に関連した論文を7月に執筆した。 11月30日から12月7日にかけて、海外出張を行い、ジュネーヴとパリの2都市を訪問し、資料収集に努めた。特に、パリにおいては、主に国立図書館およびアルスナル図書館等で資料を収 集した。12月8日に開催され日本フランス語フランス文学会九州支部大会において、ジャン=ジャック・ルソーに関する発表の司会を担当した。 2019年2月28日から3月3日にかけて東京出張を行い、東京大学、慶應義塾大学等において文献探索を行った。その時、18世紀研究者達と翌年の国際学会に向けての意見交換と打ち合わせ作業を実施した。また3月2日に慶應義塾大学において18世紀研究に関する講演を行った。 2019年3月17日に、九州大学の西新プラザにおいて公開シンポジウムを行い、九州大学だけでなく、西南学院大学、福岡大学などをはじめとする他大学の研究者との交流を図った。 紀要論文として、九州大学言語文化研究院の「言文論究』40号、41号、42号に論文を掲載した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2019年7月エジンバラ大学で開催される第15回国際18世紀学会で行う発表の為の準備 作業が順調に進んだことが大きな理由である。 国内の準備作業としては、6月2日と10月27日に獨協大学と新潟大学とで開催された、日本フランス語フランス文学会および18世紀フランス研究会に参加し、18世紀研究者たちとの交流を深めることができた。特に新潟大学で開催された18世紀フランス研究会では、発表の司会を務めることで、最近の研究動向について知見を深めることができた。また日本シェリー研究センターから依頼された18世紀に関連した論文を7月に執筆することで、他分野からの意見を期待できる。 海外資料収集については、11月30日から12月7日にかけての出張で、ジュネーヴとパリの2都市を訪問し、多くの資料を集めることができた。 また国内の作業については、さらに12月8日に開催され日本フランス語フランス文学会九州支部大会において、ジャン=ジャック・ルソーに関する発表の司会を担当することで、貴重な意見を聴取するうことができた。2019年2月28日から3月3日にかけての東京出張では、東京大学、慶應義塾大学等において文献探索を行うことができたとともに、3月2日に慶應義塾大学において行った18世紀研究に関する講演において、他の研究者たちから多くの有益な意見、情報を受け取ることができた。さらに、2019年3月17日に、九州大学の西新プラザにおいて行った公開シンポジウムにおいては、九州大学だけでなく、西南学院大学、福岡大学などをはじめとする他大学の研究者から、多くの貴重な意見、情報を受けることができた。 そしてそうした活動成果として、紀要論文として、九州大学言語文化研究院の「言文論究』に3本の論文を掲載することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
平成31年度は、7月にエジンバラ大学で開催される国際18世紀学会での発表が重要な行事となる。発表のために収集した資料を整理して、シンポジウム用の原稿を準備する。またその発表に備えて、6月に成城大学で開催予定の日本フランス語フランス文学会およびフランス1 8世紀研究会に参加して、研究者達と国際18世紀学会で行う発表のための最終打ち合わせおよび意見交換に努める。7月にエジン バラに赴き、第15回国際18世紀学会のシンポジウムで他の研究者とともに発表を行う。その後に、10月に開催予定の日本フランス語フランス文学会およびフランス18世紀研究 会に参加して、他の研究者達と意見交換を行う。その際、国際学会での反応についても報告したい。国際学会でおこなった発表に寄せ られた意見や指摘をもとに、九州大学大学院言語文化研究院の紀要に論文を発表する。平成32年2月に東京において、東京大学 、慶應義塾大学等において文献探索をするとともに、他の18世紀研究者たちと意見交換を行う。
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Research Products
(3 results)