2020 Fiscal Year Research-status Report
ダダの詩学に関する研究―ラウール・ハウスマンにおける映像論と身体論を中心に
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18K00491
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Research Institution | Sophia University |
Principal Investigator |
小松原 由理 上智大学, 文学部, 准教授 (70521904)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 歴史的アヴァンギャルド / 新しい人間 / 新しい男 / ダンディ / ダダ |
Outline of Annual Research Achievements |
新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、最終年度として予定していたラウール・ハウスマン研究者の招聘とシンポジウムの開催が困難となった。そのため、文献調査を進める形で、2019年度に発表した叢書『男性性を可視化する』収載の論考「第2章 新しい男の誕生?ダダにおける「新しい人間」のマスキュリニティ」を発展させ、ダンディという20世紀前半に新たな意味を担うようになった新しい男の記号をキーワードとし、論考「踊るダンディー:フーゴ・バルとラウール・ハウスマンの舞踊と仮面」を発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
不測の事態により、海外からの研究者招聘ができなかったことは残念であったが、身体論と映像論からハウスマンの芸術実践の解明に挑む本研究に、大きくモード論及びファッションをめぐる言説とつながる、「踊るダンディ」という新しい身体の位相を取り込むことができた。
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Strategy for Future Research Activity |
未だ海外からの研究者招聘が実現する目途が立たない状況であり、異なる視点とはなるが、代替となる国内でのシンポジウムを計画している。
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Causes of Carryover |
新型コロナウィルス世界的感染拡大により、海外研究者を招聘しての国際シンポジウムの開催のめどが立たない状況となった。代替としての国内でのシンポジウム等の企画及び成果発表に使用するつもりである。
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Research Products
(1 results)