2021 Fiscal Year Annual Research Report
Comprehensive reconsideration of myth and its social significance in the modern world
Project/Area Number |
18K00506
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Research Institution | Bukkyo University |
Principal Investigator |
清川 祥恵 佛教大学, 文学部, 講師 (50709871)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂本 貴志 立教大学, 文学部, 教授 (10314783)
植 朗子 神戸大学, 国際文化学研究科, 協力研究員 (20611651)
山下 久夫 金沢学院大学, 文学部, 名誉教授 (40239976) [Withdrawn]
斎藤 英喜 佛教大学, 歴史学部, 教授 (40269692)
南郷 晃子 (中島晃子) 神戸大学, 国際文化学研究科, 協力研究員 (40709812)
大野 順子 摂南大学, 理工学部, 准教授 (50737103)
横道 誠 京都府立大学, 文学部, 准教授 (60516144)
田口 武史 福岡大学, 人文学部, 教授 (70548833)
上月 翔太 愛媛大学, 教育・学生支援機構, 助教 (90860867)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 神話 / 神話学 / アダプテーション / 文学 / ミュトス / ナショナリズム / 多文化主義 / 多文化共生 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は、ひきつづき新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、海外を調査地とする代表者・分担者は、国内で入手可能な文献資料による研究活動を強いられたものの、補助期間中の成果を論集として出版すべく、地域/時代横断的な再創作の試みとの接続を意識しながら、各分担者の専門領域から「神話」概念を再考し、まとめる作業を行なった。2021年6月27日には本科研の代表者・分担者を中心に、論集出版に向けたオンライン顔合わせ会をZoomにて実施し、有意義な意見交換を行なうことができた。 学会大会での成果報告についても、おおくの大会がオンラインに切り替わる中、各自、可能な範囲で、オンラインでの報告を行なっており、論集の年度内の刊行こそかなわなかったが、近代以降の「神話」概念のもつ普遍的な役割を一定程度明らかにし、代表者・分担者それぞれが所属する学界に還元することができた。 近々出版される論集を以て、これまでさまざまに分断されてきた「神話」概念を、語る対象は違えども同じ「過去」の「語り直し」の行為として再検討し、とりわけ日本文学史における「神話」研究および文学史研究の発展に寄与するほか、越境文化研究としても各領域への貢献を見込むことができると考えている。論集は、文学通信より『人はなぜ神話〈ミュトス〉を語るのか--〈地〉と〈知〉が織り成すもの』として6月に刊行予定である。また後日、関連する一般書の出版も企画しており、科研課題の成果の社会還元をさらに進めていく予定である。
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Research Products
(14 results)
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[Book] 人はなぜ神話〈ミュトス〉を語るのか2022
Author(s)
清川祥恵,南郷晃子,植朗子,野谷啓二,上月翔太,田口武史,里中俊介,山下久夫,斎藤英喜,藤巻和宏,鈴木正崇,平藤喜久子,横道誠,庄子大亮,ホセ・ルイス・エスカロナ・ビクトリア,鋤柄史子
Total Pages
382
Publisher
文学通信
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