2021 Fiscal Year Annual Research Report
A Basic Reserach Toward the Comparative Cold War Literary History in Transpacific and Transatlantic Regions (the Caribbean and East Asia)
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18K00512
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Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
吉田 裕 東京理科大学, 教養教育研究院葛飾キャンパス教養部, 准教授 (20734958)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 冷戦 / 脱植民地化 / 比較文学 / 帝国史 / 西インド諸島 / 朝鮮戦争 / 米軍基地 / 沖縄 |
Outline of Annual Research Achievements |
科研費最終年度には、研究の目的及び研究実施計画の全てを実行できたわけではない。とりわけ、西インド諸島大学図書館およびワシントンDCの国立公文書館での資料調査は、COVID-19のため、実施を諦めざるをえなかった。しかし、本研究課題及び、本研究課題に密接に関連する全研究課題をめぐる成果は、以下の通りである。1)『持たざる者たちの文学史 帝国と群衆の近代』(月曜社、2021年)として、博士論文を日本語にした上で、大幅に加筆及び修正を施し、本研究課題の内容に寄せる形で出版した。2)査読つき英語論文として”Blueprint for interracial solidarity: C. L. R. James’s Mariners, Renegades, and Castaways as prison writing”をThe Journal of Commonwealth Literatureに投稿し、掲載された。3)本研究課題に密接に関連する翻訳書として、スチュアート・ホール&ビル・シュワルツ『親密なるよそ者 : スチュアート・ホール回想録』(人文書院、2021年)を出版した。4)2022年10月、「東アジアと同時代日本語文学」学会において、パネル発表を行なった。5)招待論文及び論考として「非同盟運動の手前で――ハ・ジン『戦争の屑』における朝鮮戦争と第三世界主義の萌芽」(プライム:明治学院大学国際平和研究所紀要、45号)及び、「軍事帝国的な統治と恥:トニ・モリスン『ホーム』における朝鮮戦争と黒人兵」(『福音と世界』2022年2月号)を出版した。これらはいずれも、本研究課題の一つの重要な核となる論考である。
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Research Products
(13 results)
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[Book] 親密なるよそ者2021
Author(s)
スチュアート・ホール、ビル・シュワルツ、吉田 裕
Total Pages
484
Publisher
人文書院
ISBN
9784409041178
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