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2018 Fiscal Year Research-status Report

位相理論と叙述構造に関する共時的・通時的研究

Research Project

Project/Area Number 18K00644
Research InstitutionNagoya Institute of Technology

Principal Investigator

横越 梓  名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (80508391)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2021-03-31
Keywords叙述
Outline of Annual Research Achievements

当該年度に実績については、研究実施計画に沿って概ね以下の3つに大別し、それぞれ実施してきた。
1.ミニマリスト・プログラムにおける理論装置の分析とその妥当性の検証:最新の生成文法理論、ミニマリスト・プログラムに関して、その基本的概念、理論装置の仕組みを理解し、言語事実への適用における利点と問題点を、先行研究を検証しながら分析した。
2.現代英語のデータの収集・分類・検証、先行研究の整理:1)調査対象となる構文である小節や二次述語など関連する構文の言語データを収集した。これまで独自に収集してきたデータに加え、未読の論文(ミニマリスト理論に基づいているか否かに関わらず、また統語論的な観点からのアプローチ以外で分析している論文も含める)、書籍、既存のコーパスなどを利用し、新たなデータの収集を試みた。2)小節や二次述語以外の叙述一般に関する知識や情報について、関連書籍や論文等から収集を試みた。
3.先行文献・データの検証:1)叙述構造に関して、自身のこれまでの分析について再検討をした。2)収集したデータからは得られないものについては、例文を作成し、英語の母語話者による判断を基準に、より精緻なデータベースの作成を試みた。そのために語法や文法に関する実験を行った。3)2)での例文の調査から、描写述語に関して、先行研究の問題点を指摘しその統語的特性や意味的特性について整理と分析を行い、統語構造を提案した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

申請者のこれまでの分析について、予定とは別の検討課題が出たため、分析の再検討をするのに時間がかかっている。また、データの収集に関して、コーパスからは得られないものについては、例文を作成し、英語の母語話者による判断をまとめているが、調査したい例文に関して母語話者により判断が大きく分かれ、その結果データの集計や分析に至るまでの過程で、予定よりも時間がかかっている。

Strategy for Future Research Activity

予定とは別の検討課題が出たが、分析の再検討を引き続き行う予定である。扱えそうなより多くの例文が欲しいため、コーパス調査や母語話者による判断を増やしていく必要があり、その時間を確保したい。調査したい例文の多くは、判断が微妙なもののため、コーパスではなかなか手に入らないものもあり、その場合は母語話者による判断チェックの機会を増やすという方法でデータを手に入れなければならない。

Causes of Carryover

研究計画が予定よりも少し遅れているために、当初使用予定であった用途(出張、コーパス購入、書籍購入)への経費使用を実行しなかったため。

  • Research Products

    (1 results)

All 2019

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results,  Open Access: 1 results)

  • [Journal Article] 描写述語の統語構造に関する一考察2019

    • Author(s)
      横越 梓
    • Journal Title

      東海英語研究

      Volume: 1 Pages: 59, 68

    • Peer Reviewed / Open Access

URL: 

Published: 2019-12-27  

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