2023 Fiscal Year Research-status Report
Creating French-English Bilingual Parallel Digital Edition of Ancrene Wisse for Lexical Comparison of French and English
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18K00648
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Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
谷 明信 関西学院大学, 教育学部, 教授 (90236670)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | Ancrene Wisse / 二項句 / パラレルテキスト / フランス語借用語 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は本研究の完成年度を1年延長して終了する予定で、作成した電子版パラレルテキストにより、英仏両言語写本間の語彙、特に英語版での本来語の接辞付きの複合動詞、フランス語借用語、機能語(特に前置詞)、および両言語版での二項句(binomials)について、発表を行う予定であった。しかしながら、コロナ禍の影響と本務校の校務多忙により、本来予定していた作業を完了できていない。
本年度は、完成したパラレルコーパス自体の追加の修正作業と、このパラレルコーパスを使っての二項句、本来語の接辞付きの複合動詞、フランス語借用語、前置詞の仏英版間での対対応関係の分析作業をさらに進めた。データベース上で、これらの項目の対応関係について、全体的な分析はほぼ終了した。
ただし、より個別の詳細な分析と、それに基づく口頭発表と論文作成ができていない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本務校での校務が多忙であったことと、11月以降4ヶ月にわたる体調不良により、データ修正と仏英版の対応関係のデータ収集にしか時間を費やすことができなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
データ収集自体は終わっているので、より詳細な分析を行い、さらにその中で結果が明らかな項目について、論文化を行うことに集中する。これにより、この研究成果を発表して、この研究を完成したいと考える。
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Causes of Carryover |
研究成果について海外の研究者と議論し、知見を広め、研究に取り入れる計画で、連合王国を含む欧州の研究機関と研究者を訪れる予定であったが、体調と公務のために、実現できていず、そのための予算が残っているために、使用額生じた。
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