2019 Fiscal Year Research-status Report
Creating a corpus based educational word list for learners of Japanese - 6000 words for reading -
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18K00708
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| Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
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Principal Investigator |
本田 ゆかり 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 研究員 (00817413)
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| Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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| Keywords | コーパス / 日本語教育 / 語彙リスト / 日本語教科書 / 語彙レベル判定 / 語彙調査 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
１）「読解基本語彙チェッカー」の開発と公開
2019年5月に日本語教育学会春季大会にて「読解基本語彙チェッカー」の開発に関する発表を行い、この語彙レベル判定ツールをウェブ公開した。レベル判定は本研究で作成する語彙リストの前身である1万語のリスト（初級から上級レベルまで5段階）に基づいており、最終年度には6000語の基本語彙リストを実装する計画である。2019年度は、学会発表でのフィードバックや利用者からのコメント等を受け、語彙チェッカーの改良も行った。具体的には、語彙リスト本体の修正及び解析結果表示方法の修正作業等を行った。本研究課題である6000語の基本語彙リストを載せた語彙チェッカーを幅広く利用してもらえるよう、細かな点まで検討を重ね、引き続き修正作業を行っていきたい。
さらに、この語彙チェッカーには2018年度に開発した「初級日本語教科書語彙リスト」も実装する予定で準備を進めている。「初級日本語教科書語彙リスト」は、現在、日本語教育の現場でよく使われている主な5種類の教科書に共通して掲載されている語彙を調査し、リスト化したものである。
２）「読解基本語彙6000語」リストの開発
「読解基本語彙6000語」の接辞リストを作成中である。「読解基本語彙1万語」リストは内容語のリストで機能語が含まれていない。6000語のリストでは前出の1万語リストの内容語をベースに、日本語教育的観点から重要と考えられる接辞、接続詞等の機能語を追加する予定で、現在この作業を行っている。また、初級レベルでは特に日本語教科書における重要語彙を参考に、語彙リストのランク調整を行っている。教科書は初級学習者が触れる日本語の主な媒体で、教科書の重要語は特に初級学習者にとって知っていると役立つ汎用的な語彙と考えることができる。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2019年の夏に、家庭の事情でパキスタンからアゼルバイジャンへ生活拠点を移すことになり、引っ越しや生活立ち上げに時間を要したため研究時間が十分に取れない期間があった。この影響で計画していた学会発表、論文投稿等に遅れが生じた。また、インターネット通信環境がよくないため、オンラインで行うウェブコーパス作成作業が計画通りに進まなかった。
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| Strategy for Future Research Activity |
ウェブコーパスの作成作業が遅れているため、既存の新聞記事データベースを利用する予定である。
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