2019 Fiscal Year Research-status Report
The development of global shadowing for English varieties
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18K00733
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
濱田 陽 秋田大学, 高等教育グローバルセンター, 准教授 (00588832)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | シャドーイング / 発音 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度に引き続き、今年度も、多様な種類の英語を聞き取るリスニング力・分かりやすい発音を備えたスピーキング力を育む新たなシャドーイング法を目的として、研究を行った。昨年度は、非英語母語話者(NNS)を含む国際共通語としての英語(ELF)対応型シャドーイング法を開発するために、まずは、shadowingとperceptual adaptationの関係についてのリスニングメインの研究を行ったが、昨年度後半から今年度にかけて、特にアウトプットに重きを置いた。従来の研究ではシャドーイングとリスニングの研究が多かったが、今年度は、モデルに倣ってシャドーイングを練習し、わかり易い発音を習得する方法に関する実践研究を行った。リスニング力向上のための方法と比べて、より深く細かい指導が必要であることが分かってきた。同時に、発音向上のためには、細かい音を聞き取るリスニング力(bottom-up listening skills)が必要であるため、一般学習者のbottom-up skillsについても調査した。日本人にとって発音の難しい音素は、聞き分けも難しいことを確認している。また、言語習得理論を用いて、体系的にシャドーイングを説明する枠組みも模索している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍により、2020年に入り、研究発表、新たな研究への影響が出ている。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は、社会情勢を踏まえながら、まずは、昨年度までのシャドーイングとリスニング・発音に関する体系的な枠組みの整理を行い、現時点での問題点を洗い出して研究再開に準備する。
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Causes of Carryover |
コロナ禍による国際学会の延期及び研究実施への影響等による。
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Research Products
(3 results)