2018 Fiscal Year Research-status Report
Integrating Foreign Language and 21st Century Skills Training in an Engineering Externship Program
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18K00758
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Research Institution | Kanazawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
井ノ口 悦子 金沢工業大学, 基礎教育部, 講師 (80770809)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤井 清美 金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (60596633)
佐々木 大輔 金沢工業大学, 工学部, 准教授 (60507903)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | エクスターンシップ / グローバルエンジニア / アカデミック英語 / 専門英語 / 21世紀型スキル |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、大学におけるエクスターンシップが、理工系学生の21世紀型スキルの獲得と外国語習得に及ぼす効果を検証する。研究代表者らは平成26年から米国の航空機製造企業の主催するエクスターンシップに参加してきた。5か月間のエクスターンシップでは、遠隔授業によって英語で航空宇宙産業に関するレクチャーを受け、合同研究発表会を行う。エクスターンシップを通じて英語をツールとして使うことで英語能力が向上し、グローバルなエンジニアになるという意識が高まるという理念のもとに、エクスターンシップが21世紀型スキルの育成と外国語習得に与える効果を測定し、カリキュラムでの活用法を探ると共に、21世紀スキルと外国語スキルを包括したアセスメント方法を検証する。 平成30年度では、4月から9月にかけて実施したエクスターンシップに参加した学生の振り返りや内省データを収集した。また、グローバル人材に求められる資質を探るため、エクスターンシップを実施している航空機製造企業にて現地調査を行い、エクスターンシップ担当者と人事の採用担当者と、話し合った。また、国内の航空機製造企業におけるインターンシップについて調査し、インターンシップとエクスターンシップの利点と弱点をまとめ、その結果を基にグローバル人材として必要な資質やスキルの表を作成した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成30年度の達成目標はおおむね実施できたが、海外の航空機製造企業の実地調査が、受け入れ先との連絡がスムーズに行えなかったため、実地調査を行えなかった。代わりに国内での情報収集を先行させた。30年度のエクスターンシップ活動を通して、参加学生の英語運用能力を向上させるためのカリキュラムを作成し、評価ルーブリックを試作した。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度では、4月からのエクスターンシップを実施しながら次のデータを得る。(1) 学生の英語聴解力の向上を測るため、聴解テストを実施する、(2)専門の知識や機械構造・航空産業の現状と展望など専門の知識を得るための英語の語彙やキーワードの習得度を測定する、(3) CEFRに基づいたルーブリックを用いて英語のプレゼンテーション能力を評価する、(4) エクスターンシップ経験について受講生に30分ぐらいのインタビューを行う。また、8月の英語教育研究学会において、これまでの成果を発表する。
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Causes of Carryover |
本研究ではエクスターンシップ参加学生へのインタビューをし、英語リスニングの聴解力を測る、録音機器と談話分析ソフトウェアを購入する。また、国内、国外のインターンシップの実地調査を行うための旅費が必要となる。
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