2020 Fiscal Year Research-status Report
Development of a Tokyo accent online self-learning program for native Japanese teachers
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18K00773
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Research Institution | Miyagi Gakuin Women's University |
Principal Investigator |
河津 基 宮城学院女子大学, その他部局, 助教 (20398340)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
邊 姫京 国際教養大学, 国際教養学部, 准教授 (90468124) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | アクセント / 東京語 / 音声教育 / 自律学習 / eラーニング |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は試作版のアクセント聞き取り練習ツールの機能を拡張するとともに、スマートフォンからの操作に不便がないよう、インターフェースを改良した。このほか、さまざまな利用者に対応するため、(1)出題の種類と項目を増やし、(2)NHK式のアクセント表示による練習を選択可能とし、(3)利用者による設定画面を設けて音声再生方法などを選べるようにし、(4)練習画面の各機能を直感的に理解できるよう改善した。 (1)従来は3拍と4拍の一語文しか出題がなかったが、文中や文末の単語、アクセントの違いによるミニマルペアなど、多様な出題を導入した。 (2)『NHK日本語発音アクセント新辞典』により2016年に導入された、まったく新しいアクセント表示法を選択できるようにし、アクセントの知識を持つ者がNHK式の表示を学ぶ場として活用することを可能とした。 (3)練習画面が進むたびに自動で音声が流れる設定と、ボタン「聞く」を押すまで音声が流れない設定とを選べるようにした。後者は初回やデモ用に適するが、何度も練習するうちに、ボタンを押す回数の少ない前者を便利だと感じるようになると考えた。利用環境により問題が生じた場合を考え、再生音声をwav形式とmp3形式とから選択可能とした。従来型のアクセント表示のほか、NHK式のアクセント表示を選択可能とした。 (4)ボタンのデザインと配置を改良し、説明を読まなくても理解し、回答ボタンを押したくなるようなデザインとした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の流行拡大の伴い、本務校の業務が増大した。
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Strategy for Future Research Activity |
録音スタジオでアナウンサーによる収録を行い、練習語を追加する。留学生および日本語を母語とする大学生に対する授業で利用し、フィードバックを得る。学会で日本語教員からのフィードバックを得る。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症の流行拡大により、本務校の業務が増大し、音源の録音、学会発表などができなかった。これらは次年度に行う。
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