2021 Fiscal Year Annual Research Report
Conversation analysis of epistemics in EFL activities and a task design proposal
Project/Area Number |
18K00791
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
遠藤 智子 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (40724422)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
早野 薫 日本女子大学, 文学部, 准教授 (20647143)
黒嶋 智美 玉川大学, ELFセンター, 助教 (50714002)
増田 将伸 京都産業大学, 共通教育推進機構, 准教授 (90460998)
横森 大輔 京都大学, 国際高等教育院, 准教授 (90723990)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 英語授業内活動 / 認識性 / 会話分析 / グループワーク |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は前年度に引き続きコロナ禍であったため、オンライン授業が主体であり新規のデータ収集は実施できなかったが、収集済みのデータに関して定期的なデータセッションをオンラインで行い、分析を行った。分析結果をまとめて各自の所属機関の紀要等に投稿したほか、12月にはJAAL in JACETにて4名が、「大学授業内グループワークの会話分析研究」という共通テーマで研究発表を行った。発表内容はプロシーディングスの形で3月に出版された。遠藤は、取り組んでいる課題に対して学生が理解に問題があることを表明する場面に注目し、どのように学生間で質問がされたり、意見の対立がやりとりの中で解消するのかを分析した。黒嶋は、グループでタスクに取り組む際、学生は全員で統一された「正解」を出すことに志向しながら、各自で考えた解答候補をどのようにグループメンバーに対して提案しているのかを分析した。増田は、読解グループワークの阻害要因を指摘し、解決策としてワーク開始時点で語句の導入や学生の意見の共有を行うことを提案した。早野は、グループのメンバーが英語で話すということ、タスク内容にどのような態度で取り組むのかを交渉するやりとりの連鎖構造を記述した。横森は文法問題のグループワークにおいてしばしば観察される、「(実際には別々の機会に学習を行ったにも関わらず)共通した学習経験を持っているはずであるという認識的態度を示す」発話行動の分析を行い、動的語用論研究会にて発表したのち論文にまとめ所属機関の紀要に掲載した。
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Research Products
(11 results)