2020 Fiscal Year Annual Research Report
Developing and Evaluating an E-learning Material for Speaking Practice with the Latest AI Technology
Project/Area Number |
18K00794
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Research Institution | Tokyo Denki University |
Principal Investigator |
宍戸 真 東京電機大学, システムデザイン工学部, 教授 (20247084)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 音声認識 / 人工知能 / 発音練習 / E-Learning / スピーキング / 効果測定 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和二年度は、これまでの研究成果を踏まえ、国際学会における口頭発表、論文の公表を行った。English Listening and Speaking Test (ELST)―Introducing Japan in Englishは,人工知能を利用した最新のE-Learning教材としてサインウェーブ社,成美堂社の協力を得て開発された.紙面による教科書とPC,スマートフォン,タブレットを利用したE-Learning教材から構成されている.また,「読む」「聞く」「話す」「書く」のすべての四技能が総合的に学習できるように工夫されている.この教材を利用し、学習者に1年間利用していただいた後,アンケート調査に基づき,本教材での英語学習に関する感想,意見などについての評価をまとめるとともに,事前・事後のOPIcやTOEIC L&Rの試験結果により,効果を測定した.OPIcの結果においては,事前テストでレベル1は9人であったが,事後テストでは4人に減少した.一方,レベル2は8人から10人,レベル3は6人から10人に増加した.レベル4は2人から1人に減ったものの,ほとんどの学生が向上し,好成績を収めた.システム全体の効果が顕著に表れたものと推測できる.TOEICテストの事前・事後の結果の比較に関しては,最高スコアは612点から675点に上昇を示し,平均は330.8点から324.5点へと6.3ポイントのわずかな減少を示した。各50点の範囲での学生数を比較すると、スコアが高いほど改善され、スコアが低いほど減少を示した。これらの結果から,音声認識とAIを使用したeラーニング教材ELST-Introducing Japan in Englishを使用したスピーキング練習が効果的な結果をもたらしたことを示しているといえる.
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