2018 Fiscal Year Research-status Report
Research on the Cognitive Repertoires of Teachers and Learners of French as a Foreign Language from a Perspective of the Verbal Interaction
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18K00797
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Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
石川 文也 立教大学, 異文化コミュニケーション学部, 教授 (60295524)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 認知レペルトワール / フランス語教育 / 言語インタアクション / 教師 / 学習者 |
Outline of Annual Research Achievements |
「研究計画調書」および「交付申請書」(平成30年度)の内容に従って、研究の関連分野(言語インタアクション分析、現象学的社会学、認知・発達心理学に関わる分野)の文献を収集した。また、コーパス(分析資料体)の収集・作成、研究成果のまとめなどのためにデジタルHDビデオカメラレコーダーとその周辺機器、録画媒体、パーソナルコンピュータの周辺機器を購入した。 2018年8月5日から同月10日 まで、コーパス(分析資料体)の収集・作成のために、トゥーレ―ヌ・フランス語学院(フランス)に赴き、そこで外国語としてのフランス語の授業を観察し、授業内の言語インタアクションを録画・録音した。録画・録音にあたっては、「研究計画調書」の「4 人権の保護及び法令等の遵守への対応」に記載したように、事前に、学院長および会話参加者(授業担当教師と生徒)の「人権及び利益の保護の取扱いについて十分配慮」した。 2018年12月25日から同月29日 まで、パリ第3=新ソルボンヌ大学の研究協力者(海外共同研究者)を訪れて専門的な知識を享受していただいた。 2019年3月20日から同月24日 まで、ジュネーヴ大学(スイス)でおこなわれた国際共同研究(IDAP (DILTEC) - GRAFE - TALES - IMAGER)の『教育における障害物』出版のための研究会の共同討議に参加した。本研究の研究代表者(石川)は、IDAP (DILTEC)の外部研究員である。 コーパス(分析資料体)の収集できたこと、パリ第3=新ソルボンヌ大学の研究協力者(海外共同研究者)から専門的な知見を得ることができたこと、国際共同研究(IDAP (DILTEC) - GRAFE - TALES - IMAGER)において成果の出版に向けた有意義な共同討議ができたことが、本年度の具体的な成果である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
実際の授業内の言語インタアクションを、デジタルHDヴィデオカメラを使って録画・録音できた。 研究協力者(海外共同研究者)を訪れて専門的な知識を享受いただいた。 中間的な研究成果の出版に向けて、ジュネーヴ大学(スイス)でおこなわれた国際共同研究の研究会・共同討議に参加できた。 以上から、当初予定していた計画どおりにほぼ実施することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
録画・録音した外国語としてのフランス語の授業の言語インタアクションのトランスクリプトの作業を進める。 また、引き続き、国際共同研究(IDAP (DILTEC) - GRAFE - TALES - IMAGER)の『教育における障害物』出版のための研究会に参加し、中間的な研究成果の出版に向けて作業を進めていく。
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Causes of Carryover |
当該年度末におこなった海外出張(2018年3月20日から同月24日 に、ジュネーヴ大学(スイス)でおこなわれた国際共同研究(IDAP (DILTEC) - GRAFE - TALES - IMAGER)の『教育における障害物』出版のための研究会の共同討議に参加)の精算処理が年度を跨ぐことになったため。次年度初めに、次年度の使用予定額を加えて、あわせて執行される予定。
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