2020 Fiscal Year Research-status Report
Research on the Cognitive Repertoires of Teachers and Learners of French as a Foreign Language from a Perspective of the Verbal Interaction
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18K00797
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Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
石川 文也 立教大学, 異文化コミュニケーション学部, 教授 (60295524)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 認知レペルトワール / フランス語教育 / 言語インタアクション / 教師 / 学習者 |
Outline of Annual Research Achievements |
「研究計画調書」および「交付申請書」(平成30年度)の内容に従って、「最終的な研究成果をまとめ、国内外の学会等で発表する」ことを目指すべく、日本フランス語教育学会が主催する「Congres du 50e anniversaire de la SJDF 2020 a Nagoya. << Nos pratiques et theories : heritage et innovation >>」(「日本フランス語教育学会設立50周年国際シンポジウム名古屋『実践と理論:遺産と革新』」、2020年6月12日(金)~14日(日))に応募した結果、口頭発表をすることが認められたが、新型コロナウィルスの世界的な感染拡大のために当該大会が延期になったため口頭発表ができなくなった。また、日本国外に出国することも困難な状況となったため、またそもそも海外においても同様のシンポジウムが相次いで開催中止となったため、当該年度の当初の目的を実現することができなくなった。そのように最終的な研究成果を報告する機会がなかったため、令和3年1月18日に、「科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)補助事業期間延長承認申請書」を提出して延長を願い出て、同月19日に補助期間の延長が認められることとなった。 しかしながら、その一方で、令和元年度の中間的な研究成果(口頭発表1件)の考察をさらに深めたものを論文(タイトル:「Approche bakhtinienne du discours de l'entretien retrospectif : un dialogue enonciativement, praxeologiquement et/ou cognitivement complexe」)として学術雑誌Textura. Revista de Educacao e Letras, vol. 22, no. 52に発表することができた。当該論文においては、授業内の言語インタアクションは、教師および学習者のそれぞれの認知レペルトワールがことばを介して対峙する場であることを示したうえで、その「多声的」特徴を解明した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
令和元年度に得られた中間的な研究成果2件(うち口頭発表1件、論文1件)のうち、口頭発表でおこなった考察をさらに深めた論文(1件)を執筆し、それを学術雑誌に論文として発表した。 しかしながら、新型コロナウィルスの世界的な感染拡大のために、予定していた最終成果の一部を国際シンポジウムで報告することができなかった。 「科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)補助事業期間延長承認申請書」を提出した結果、延長が承認されたので、当初予定していたが実現できなかった最終成果のまとめを次年度におこなう予定である。 以上のことから、当初の研究計画がやや遅れていると考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
「交付申請書」(平成30年度)の「8.補助事業期間中の研究実施計画」に記載した最終年度の計画に従って、本年度できなかった最終的な研究成果のまとめをおこない、新型コロナウィルスの感染収束を待って国内外の学会等で発表する。また、報告書を作成する。
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Causes of Carryover |
新型コロナウィルスの世界的な感染拡大のために予定していた学会の大会が延期になった。また、日本国外に出国することも困難な状況となったため、またそもそも海外においても同様のシンポジウムが相次いで開催中止となったために海外の学会にも参加できなかった。次年度、新型コロナウィルスの感染収束を待って、国内外の学会等で発表を計画し、また、報告書を作成する。次年度使用額はそれらに充てる予定である。
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