2020 Fiscal Year Research-status Report
Developing Facilitators for Cooperative Education: A Training Program
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18K00811
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
岩田 好司 久留米大学, 大学共同利用機関等の部局等, 教授 (50309746)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 協同学習 / 教育ファシリテーション / アクティブ・ラーニング / プロセスワーク / 教員養成 / 外国語教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の主たる目的は、プロセスワーク(プロセス指向心理学)を応用することによって、現行の協同学習ワークショップを改善し、受講者たる教職員が教育ファシリテーターとして成長できる研修プログラムを構築することである。 3年目である今年度は、以下の研究を実施した。 1)本研究の基盤になっているプロセスワーク関連の英語の書籍を翻訳した(岩田,2020a)。プロセスワークの概要が説明されているので研修プログラムの参考図書としたい。 2)外国語教員(特に日本語教員)を対象とした協同学習ワークショップを疑似体験できるように、「ライブ版」を論文としてまとめた(岩田、2020b)。ワークショップに実際に参加できる教員の数は限られているので、論文を読むことによって研修を体験することが誰にも可能になった。本研究の最終目的である新たな研修プログラムの教材として利用していきたい。 ただし、今年度に予定していた研修プログラムの構築と公開は、中核となる研究がコロナ禍において実施不能だったため、断念せざるを得なかった。次年度に実施することとする。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
前年度実施した協同学習のためのファシリテーター養成ワークショップを改善、実施して調整する予定であったが、コロナ禍にあって対面のワークショップが実施できぬまま終わってしまった。また、予定していた海外調査や学会参加もコロナ禍のために実施不能だった。以上、中核となる研究がコロナ禍において実施不能だったため、本研究の最終目的である研修プログラムの構築と公開も断念せざるを得なかった。
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Strategy for Future Research Activity |
研究の最終年となるので、いままでの成果を踏まえ新たな研修プログラムの構築と公開を行う。 具体的には、理論的解説、ワークショップを疑似体験できる動画教材、カリキュラム案などを作成し、順次ウェブサイトに公開していく。特に動画制作に注力したい。ウェブサイトでの学習を促進するためである。
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Causes of Carryover |
予定していたワークショップの開催、海外学会への参加、さらに海外調査が新型コロナウイルスの影響を受けて実施不能だった。次年度に実施したいが、新型コロナウイルスのために国際学会参加や海外調査は大きな困難が予想される。研究成果公開のためにウェブサイトを構築するが、そのために必要な諸費用に転用することも計画している。
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Research Products
(2 results)