2020 Fiscal Year Research-status Report
中国語コミュニケーション能力を育成するための言語運用能力判断基準の開発
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18K00819
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Research Institution | Muroran Institute of Technology |
Principal Investigator |
曲 明 室蘭工業大学, 大学院工学研究科, 准教授 (60727064)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 第二外国語教育、中国語教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度までは第二外国語として学習する中国語の教科書を分析し、また、第二外国語として中国語を学んでいる日本人大学生を対象にしたアンケート調査を実施した。彼らに中国語の授業を受けて、何ができるようになりたいか、及び現時点でどこまでできるかについて、彼らの自己評価を尋ねた。多くの学生が「身につけたい」と判断した項目と「できない」、「あまりできない」と判断した項目を精選し、暫定的な学習/教育到達目標としてのCAN-DO リストを作成した。 本来では、2020年度において、学生の自己評定と実際のパフォーマンスが適切な関連性を持つのかを検証し、上記CAN-DO リストの妥当性の検証を行う予定であった。しかし、コロナの関係で、関東への出張(言語習熟度が高い学生を対象にするパフォーマンス評価を行うため)は全くできず、学生の実際のパフォーマンス評価はできなかった。そのため、科研費補助事業期間の延長手続きを行い、2021年に上記の研究を引き続き実施する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究実績の概要のところでも書いたが、2019年~現在まで発生しているコロナの関係で、学生のパフォーマンス評価(本研究では、異なる言語習熟度の学生を対象にしたスピーキングテスト)の実施はまだできていない。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度の秋学期まで、コロナの状況を見ながら判断を行うが、もし対面式のスピーキングテストができなければ、オンラインスピーキングテストを開発し、行う予定である。
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Causes of Carryover |
コロナの関係で、2020年では予定していた研究はできなかったため。
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