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2020 Fiscal Year Research-status Report

Optimize the Specifications for Foreign Language e-Learning Materials: Research based on Learning Effect, User Evaluation, and Learning State

Research Project

Project/Area Number 18K00820
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

杉浦 謙介  東北大学, 国際文化研究科, 教授 (40196712)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2023-03-31
Keywordseラーニング / ドイツ語
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、外国語eラーニング教材の仕様の差による学習効果・使用者評価・学習実態の差を明らかにし、それに基づいて、最適化した教材の仕様を明らかにすることである。
前年度までに、素材が同一で仕様が異なる3つのドイツ語eラーニング教材を整備した。第1教材「CALL Deutsch」(中機能):練習は、ドイツ語音声を聴き、穴埋め箇所に入るドイツ語をキーボードから直接入力し、正誤判定は、画面下部の「判定」アイコンをクリックする。「正解」アイコンをクリックすると正解が表示される。第2教材「CALL Deutsche Grammatik」(低機能):練習は、ドイツ語音声を聴き、穴埋め箇所に入るドイツ語を紙に筆記・空書し、正誤判定は、画面をスクロールして画面下部の正解を確認する。第3教材「CALL Deutsche Grammatik Plus」(高機能):LMSと連携し、練習は、ドイツ語音声を聴き、穴埋め箇所に入るドイツ語をキーボード等から直接入力し、正誤判定は、画面下部の「判定」アイコンをクリックすると正誤が判定され、LMSの学習履歴に記録される。「正解」アイコンをクリックすると正解が表示される。
前年度は、この3つの教材のうち第2教材「CALL Deutsche Grammatik」を、今年度は第3教材「CALL Deutsche Grammatik Plus」を実際の授業で使用し、確認テスト(毎週および期末に実施)の答案データとドイツ語作文テスト(毎週実施)の作文データを集積した。また、この教材を使用する学習者に、5段階評価項目(入力方式、正誤判定方式、機能の過不足、動作速度、使いやすさ、学習の手ごたえ等)、および、記述項目(自分の学習実態、教材への感想、改善点等)からなるアンケートを実施し、そのデータを集積した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

理由
計画どおりに研究が進んだこと。

Strategy for Future Research Activity

外国語eラーニング教材の開発研究においては、常に最先端の情報通信技術を応用して開発研究がおこなわれてきた。これによって、多機能・高機能の外国語eラーニング教材が提供できるようになった。外国語教育を担当する者としては、できるだけ多機能・高機能の教材を使って、少しでも教育効果を上げたいと思うが、学習者にとっては、多機能・高機能の教材が使いやすい教材、学びやすい教材であるとはかぎらない。場合によっては、多機能・高機能のために、操作が煩雑になったり、動作が遅くなったりして、最終的な学習効果が落ちることもありうる。開発研究者や教育担当者にとってではなく、学習者にとって最適化した教材とは、どのような機能を搭載し、そして、どのような機能をあえて省略しているのだろうか。そして、その仕様はどのようなものであるのだろうか。本研究では、外国語eラーニング教材の仕様の差による学習効果・使用者評価・学習実態の差を明らかにし、それに基づいて、最適化した教材の仕様を明らかにしていく。具体的にはつぎのような研究推進方策をとる。① 素材が同一で仕様が異なる3つのドイツ語eラーニング教材を作成し、各教材の学習効果を明らかにする。② 3教材を使用する学習者にアンケートを実施して、その回答データから各教材の使用者評価と学習実態を明らかにする。③ 素材が同一で仕様が異なる3教材の学習効果、使用者評価、学習実態に基づいて、最適化した教材の仕様を明らかにする。その仕様に従って教材を作成し、これを使用して、その学習効果・使用者評価・学習実態から教材の仕様の整合性を検証する。現在、上の①および②のアンケート実施・データ集積まで進行している。今後は、②の各教材の使用者評価と学習実態を明らかにする研究をおこなう。

Causes of Carryover

次年度使用額は、今年度の研究を効率的に推進したことにともない発生した未使用額である。
次年度請求額と合わせ、次年度の研究遂行に使用する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2020

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] CALL施設廃止とBYOD環境への移行-外国語教育の環境の変化-2020

    • Author(s)
      杉浦謙介
    • Journal Title

      東北大学教養教育院年報

      Volume: 平成31年度 Pages: 82-85

URL: 

Published: 2021-12-27  

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