2018 Fiscal Year Research-status Report
Teaching Japanese Elementary School Students Programming and Computational Thinking in a CLIL Environment
Project/Area Number |
18K00836
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Research Institution | Okayama Prefectural University |
Principal Investigator |
風早 由佳 岡山県立大学, デザイン学部, 准教授 (20633043)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 小学校英語 / プログラミング教育 / CLIL |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、プログラミング教育を導入したCLIL授業のための資料収集と教材研究、先行研究の調査を行い、その成果として、国内での口頭発表2回、国外での口頭発表1回を行った。具体的には、以下3点について検討し、それぞれの成果については口頭発表を行った。 ①プログラミング教育を導入したCLIL授業を展開するための指導方法、教材研究、プログラミング的思考力を育成する英語授業展開について検討した。研究成果は、JALT CALL 2018において口頭発表を行った。("Introducing programming and computational thinking in English at the elementary school level"(2018.6.名古屋))
②文部科学省が提示した新教材に「三人称」が含まれていることから、効果的な動詞(の変化)の学習についてプログラミング教材を用いながら学習するCLIL授業の進め方について検討した。PCなどを用いず)紙媒体でのプログラミング学習の導入を英語で行う指導方法について検討した。この研究成果として、小学校英語教育学会において口頭発表を行った。(「小学校英語教育におけるプログラミング教育を導入したCLIL型学習の可能性―時制への気づきを促すために―(2018.7. 長崎))
③プログラミング教育において先駆的な教育を行っている国外の状況調査を行った。また、国内の状況との比較を行い、今後どのようにプログラミング教育を取り入れたCLIL授業が展開できるか考察した。この研究成果として、国際学会ICEM 2018において口頭発表を行った。("Computational Literacy and Media in the Japanese Classroom"(2018.8.エストニア))
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
プログラミング教育を導入したCLIL型授業の実践研究に取り組むための、資料収集、先行研究調査を進めた。これらの研究成果として、国内学会、国際学会での口頭発表(国内2件、国際1件)として、その成果を発表した。 また、今後実施する実践研究において使用する教材、評価手法の検討にも着手している。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、先行研究、及び海外の動向調査を行うとともに、今年度口頭発表を行った研究内容についての論文を執筆、研究雑誌等に投稿する。さらに、実践研究にむけた教材開発と授業計画、内容の精査を行う。今後研究実践校との連絡、打ち合わせ等を進める。
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Causes of Carryover |
今年度は、研究を進める中で、当初購入を予定していたプログラミング学習用教材、機器(iPad等)の購入を次年度に回すことにしたため、予定額を下回る支出となった。これらの機器等については、次年度購入予定である。また、これらの機器を使った実践研究において講師、及びアルバイトの雇用が必要になるため、人件費・謝金等についても次年度支出する。
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