2021 Fiscal Year Annual Research Report
A Study on the Narratives of Assistant Language Teachers and the Transformation in Their Identities: Socio-Cultural and Linguistic Perspectives
Project/Area Number |
18K00856
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Research Institution | Okayama University of Science |
Principal Investigator |
坂本 南美 岡山理科大学, 教育学部, 准教授 (40804810)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺西 雅之 兵庫県立大学, 環境人間学部, 教授 (90321497)
奥田 恭士 兵庫県立大学, 環境人間学部, 教授 (10177173)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | ナラティブ研究 / ALT / 外国語教育 / アイデンティティ / 教師の成長 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の実施4年目の成果は,以下の2点にまとめられる。 1)研究成果の総括及び発表 4カ年を通して実施してきたAssistant Language Teachers(ALT)へのインタビューの分析結果を「気づきに基づくALTの成長モデル」としてまとめ、第27回関西英語教育学会研究大会で発表を行った。インタビューにおけるインタビュアーとインタビュイーの関係性については、第46回全国英語教育学会長野研究大会にて研究発表を行った。また、兵庫県・岡山県での中学校英語教員研修で分析の結果をもとにティーム・ティーチングに関するワークショップを実施した。 2)ALTのナラティブ研究成果の発信 本研究成果の発信として、①科研費成果発表会の実施、②書籍の出版、③ウェブサイトによる発信を行った。①科研費成果発表会は、本研究代表者を含む主催者3名が「ナラティブ研究」を軸にそれぞれの科学研究費の成果発表の機会とした。研究対象ごとに第一部「教師・ALTのナラティブ」、第二部「外国語学習者・グローバル人材のナラティブ」、第三部「社会を読み解くナラティブ」に分けて開催し、研究者、中高の英語教員、教育委員会に携わる職員など、多様な分野に関わる参加者による多面的な意見交流がなされた。②書籍でも、ナラティブ研究を軸とした各科学研究費の成果をまとめた。1冊の書籍を通して、教師、医師、学生、ビジネスパーソン、高齢者など多様な対象者に、テーマも、教育、グローバリズム、文学、医療、人間関係など多岐にわたるテーマから、専門分野の垣根を超えてナラティブ研究の汎用性を広く学ぶ学際研究として成果を示唆した。③本研究3年目に開設したウェブサイトを通じて、継続してナラティブ研究に関する情報の発信を行った。具体的には、研究発表やナラティブ研究に関わる書籍・研究会に関する情報を随時発信し、ナラティブ研究に関する知見の共有・発展を目指した。
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Research Products
(4 results)