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2018 Fiscal Year Research-status Report

The impact of task conditions on the English speaking ability of Japanese students

Research Project

Project/Area Number 18K00862
Research InstitutionNara National College of Technology

Principal Investigator

西川 幸余  奈良工業高等専門学校, 一般教科, 准教授 (60720688)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2021-03-31
Keywords英語教授法 / タスク学習 / スピーキング / 繰り返し学習 / インプット / 第2言語習得 / 学習者の気付き
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、日本人英語学習者がスピーキング・タスクの条件に、①「繰り返し学習」と、②「インプットの使用」を取り入れた場合、学習者の発話に変化が見られるか調査し、効果的な英語学習について検討し、英語指導で役立つ実践的なタスクの考案を目指すものである。
平成30年度は、研究調査への参加学生を募集し、単語チェックとスピーキング・タスクに取り組んでもらい、タスク終了後に振り返りインタビューを実施し、タスク活動中に気付いた点について自由に話してもらった。本研究のタスク活動は、異なるインプット(文字、あるいは絵)を用い、タスクで使う学習用資料の分割提示により、繰り返し学習を取り入れたスピーキング・タスクに取り組むというものである。振り返りインタビューを通じて、タスク活動で与えられたインプットの役割や繰り返し学習に対する気付きや、英語発話の変化への認識について意見が述べられた。
分析方法に関して、英語発話は、流暢さ、複雑さ、正確さに変化がみられるか定量的分析を行い、タスク振り返りのインタビューは、発言内容をコード化し、カテゴリー別に分け定性的分析を予定していた。初年度は、定量的分析に十分な参加者数に達していないため、今後、継続して参加者を募集していく必要がある。現段階では、後者の振り返りインタビューから、絵を用いたスピーキング・タスクに取り組んだ参加者からは、絵から想像できる内容を表現しようとする自由度が英語での発話を促し、発話量を増加させる要因であるとの意見があった。インプットの種類について、個人により得意・不得意、あるいは好き・嫌いが若干みうけられ、言語習得は個人差に影響されることを考慮したタスクデザインと言語指導の必要性への示唆があった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

本研究では、スピーキング・タスクへの参加者を募集し、データ収集をすることが必須である。初年度、研究への協力参加の募集を行ったところ、実質的に参加協力を呼びかけられる学生集団数が限られていたためか、希望学生が予定していた人数に達しておらず、今後、継続して募集する必要がある。

Strategy for Future Research Activity

研究への協力参加者をできるだけ多く募集する必要がある。職場の移動により、再度、学内の掲示案内に加え、授業担当教員へ研究参加案内を紹介していただくよう依頼を行い、広く周知されるようにする予定である。
本研究で得られる英語発話データは定量的分析を、インタビューデータは定性的分析を予定している。しかし、もし参加者が定量的分析を行うために十分な数値に達しない場合は、分析方法について再考する必要があると考えている。もし十分な参加者数を得られなかった場合は、予定していた定性的分析を中心に行い、英語発話文の分析を定量的分析から、発話文の内容(語彙や文法など)に着目して定性的分析に変更することで対応することを検討している。

Causes of Carryover

研究への協力参加者の数が予定していた数値に達しておらず、音声分析に必要なソフト購入や、書き起こし作業の依頼はこれから行う予定である。本年度、参加者の募集を継続し、参加者への謝金を支払い、平行して、分析作業を進めるために必要な物品(音声分析ソフト、データのバックアップ用USBメモリーなど)を購入し、書き起こしの依頼も行う予定である。

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Published: 2019-12-27  

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