2019 Fiscal Year Research-status Report
Setting Personal Learning Goals for English: Can CEFR-J help?
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18K00874
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Research Institution | The University of Shiga Prefecture |
Principal Investigator |
谷口 真紀 滋賀県立大学, 人間文化学部, 講師 (90778606)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ジョーンズ グラハム 滋賀県立大学, 人間文化学部, 非常勤講師 (20815146)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | CEFR |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は国際学会での研究発表を2回行うことができた。2月、カンボジアのCamTESOLにて大学英語教育ではまれなティーム・ティーチングの実践について報告した。アジア各国の研究者と各国の状況や課題を共有することができた。3月、スペインのTESOLにてCEFRを利用して学生自身が目標設定を行う授業のアクション・リサーチの成果について報告した。欧州各国の研究者から日本での取り組みについて関心を寄せていただけ、学会の報告書にも我々の発表を取りあげていただいた。
当初の予定では、2年目は1年目に採取したデータにもとづいて、フォーカス・グループのインタビューを行うことだけを目標としていた。だが、それに加えて、所属大学での半期分の授業を費やして、アクション・リサーチに取り組み、かなり有益な生のデータを集めることができた。
思わぬ副産物として、ティーム・ティーチングについての学びも生まれ、ライフスキルとしての英語能力の向上の方法を探求する我々の研究にも還元できた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本来ならば、今年度もう2回海外での学会発表の実績を積むこと、もう2本海外で論文投稿をすることを目標にしていたが、かなわなかった。
しかし、当初は計画さえしていなかった、実際に所属大学で半期の授業を費やし、アクション・リサーチに本年度は取り組むことができたのは、最大の成果であった。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度末に研究プロジェクト最終年度をしめくくるにふさわしい計画を思いついてた。大学生のライフスキルとしての英語力を高めるため、CEFRをどう活用できるかを話し合う、オンライン・シンポジウムのファシリテーターを我々はつとめようというものである。
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Causes of Carryover |
今年度参加を計画していた2回分の国際学会参加がかなわなかっため。 研究プロジェクトの最終年度に国際学会発表を持ち越すとともに、新たに小規模の国際シンポジウムを計画中であり、その際にも助成金を適用させていただきたい。
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