2018 Fiscal Year Research-status Report
世界展開と高大接続のためのインターアクティブ・プレゼンテーション教授法の提案
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18K00882
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Research Institution | University of the Sacred Heart |
Principal Investigator |
奥切 恵 聖心女子大学, 文学部, 准教授 (70410199)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹田 らら 東京電機大学, 工学部, 講師 (80740109)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | プレゼンテーション教育 / 英語教育 / プレゼンテーションスキル / 高大接続 / インターアクティブ / リーダーシップ |
Outline of Annual Research Achievements |
2018年度の主な実績は,日本の大学生の英語プレゼンテーションデータ収集と日本全国の自治体と教職課程を持つ大学の教育方針テーマのアンケート調査実施である。プレゼンテーションデータは158人分をそれぞれ1年間で4回分収集し,学習者の1年間でのプレゼンテーションスキルの変化の観察が可能となる。これらのデータを分析することにより,2019年度と2020年度に研究分析結果を報告する予定である。 アンケートについては,日本全国の教育委員会を対象に調査を実施し,その結果から各自治体が掲げる英語教育の方針に関して国際理解,グローバル化に対応した教育,コミュニケーション能力の育成,小中高の連携,技能統合,グローバル社会に対してのふるさとの伝統・文化についての意識が観察された。また,英語教育における児童や生徒の主体性に関する取組みだけでなく,英語教員の指導力養成についての政策や傾向も明らかになった。大学教職課程での調査は,中学・高等学校の英語教職課程を持つすべての大学にアンケート調査を実施し,高大接続の足がかりとすることができた。これらの包括的な大規模な調査によって,教育委員会や教育者が英語教育においてプレゼンテーションを特定のスキルとして扱っているわけではなく,スピーキングやスピーチの中の一つ,という程度にとどまり,プレゼンテーション教育が小学校から高等学校において一つの教育対象となるスキルとして確立していないことがわかった。 さらに私立高校1校を訪問し,英語教育・プレゼンテーション教育の現状についてインタービューをすることができた。そこで高校生・高等学校の求める英語教育やその問題点などについて調査することができた。 国際学会では,女性のリーダーシップにおける英語の使用についての研究を発表することができ,リーダーとしてのプレゼンテーション教育に示唆を与えるものとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2018年度は日本の大学生のプレゼンテーションデータを158人分を1年間に渡って収集することができた。英語圏のプレゼンテーションデータ収集においてはオーストラリアでのデータ収集を予定していたが,受け入れ側大学とのスケジュール調整が叶わず実施できなかったが,2019年度に実施できる予定である。 データ収集に加えて,日本全国自治体と教職課程を持つ大学のアンケート調査が実現したため,日本における英語教育の傾向とプレゼンテーション教育についての考え方についての調査ができたので,日本の英語教育についての調査は予想以上に順調に進展しているといえる。この調査の結果をまとめて,共同で学会発表1回,研究論文2本の実績を残すことができた。 さらに質的調査として,私立高校1校に対して英語教育の現状についてインタービューをすることができた。そこで高校生・高等学校の求める英語教育やその問題点などについて調査することができた。 それに並行して,日本人大学生の英語プレゼンテーションの学習とグローバルリーダーシップに関わる教育についての研究結果を国際学会で口頭発表・論文発表をすることができ,多くの国々からの研究者と意見交換することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
2019年は引き続き日本における英語教育の傾向について調査を継続するとともに,国外の教育方針についても調査を進めるため,オーストラリアの大学での調査を実施する。オーストラリアでの初等教育と高等教育でのプレゼンテーション教育の現状と展望を調査することにより,日本での英語プレゼンテーション教育における教授法の提案と高大接続の可能性について追求する。さらに,各段階で明らかにできる事象やデータからわかる結果をもとに,研究発表も積極的に実施する予定である。
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Causes of Carryover |
初年度に予定していた英語母語話者のプレゼンテーションデータが,収集先の大学との日程調整ができなかったため2019年度に実施することとなった。2019年は引き続き日本における日本語でのプレゼンテーション教育と英語教育の傾向について調査を継続するとともに,国外の教育方針についても調査を進めるため,オーストラリアの大学での調査を実施する。
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Research Products
(14 results)