2020 Fiscal Year Annual Research Report
Foreign language education for cross-cultural understanding and communication by the exchange of videos
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18K00888
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
坂本 旬 法政大学, キャリアデザイン学部, 教授 (60287836)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂本 ひとみ 東洋学園大学, グローバル・コミュニケーション学部, 教授 (10205776)
寺崎 里水 法政大学, キャリアデザイン学部, 教授 (70432028)
長岡 智寿子 田園調布学園大学, 人間科学部, 准教授 (20738273)
村上 郷子 法政大学, その他部局等, 講師 (80383131)
菅原 真悟 法政大学, その他部局等, 講師 (00745052) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | メディアリテラシー / 内容言語統合型学習 / 英語教育 / 異文化理解教育 / 異文化交流教育 / 国際協働学習 / ESD / SDGs |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度はCOVID-19パンデミックの影響により、国外の現地調査を実施することができなかったが、国内については、須賀川市立白方小学校と東洋学園大学および法政大学間のオンライン交流を行うことができた。一方、最終年度として、これまでの研究を論文としてまとめている。一つは坂本ひとみ・寺崎里水による小学校英語と異文化間コミュニケーションをテーマとした論文「21世紀型の「生きる力」を育む小学校英語教育:学力を競う英語学習から異文化間コミュニケーション力を重視する深い学びへ」を発表した。本論文は2020年度より教科として小学校高学年に導入された「外国語」をめぐる問題点を整理し、本研究によって小学校で学習した児童が中学校に進学したのちも英語学習におけるコミュニケーションへの自信を得ていることを明らかにした。 また、坂本旬はiEARN日本支部であるJEARNの報告書に掲載された論文「COVID-19時代のSDGsと国際協働学習―困難な時代の異文化対話とメディア・リテラシーを考える」によって、COVID-19パンデミック下でオンラインによる異文化交流の理論と実践を検討している。さらに基礎教育保障の観点からメディア情報リテラシー理論を検討した「コロナ禍とメディア情報リテラシー」やデジタルリテラシーの観点から検討した「デジタル・リテラシーとは何か 批判的デジタル・リテラシーからデジタル・メディア・リテラシーへ」、プログラミング教育とアルゴリズムリテラシーについて検討した「ソーシャル・メディア時代のメディア・リテラシー教育の新たな展開―プログラミング的思考からアルゴリズム・リテラシーへ」を発表している。そして、2021年3月には、『地域と世界をつなぐSDGsの教育学』を出版し、3年間の本研究プロジェクトの成果をまとめるとともに、新たな研究のための視点を提示している。
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Research Products
(20 results)